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世界中で問題となっているビーチにおけるゴミ問題。特にプラスチックは生分解されにくいため、海洋生物に影響を与えたりと環境破壊の大きな一因となっています。

プラスチック製ゴミの中で、主要なゴミとして挙げられるのがペットボトルやビニール袋(英語:プラスチックバッグ)。しかし、国によって事情は異なり、イギリスでは綿棒が大きな問題と言います。

今回の記事は、イギリスのビーチで散乱している綿棒問題を解決するためのキャンペーン活動の内容をお届けします。


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耳の内部が乾燥した人の割合が高い日本人と対称的に、湿っている人の割合が高いと言われる欧米人。そのため、欧米人にとって耳掃除は、綿棒の利用率が高いそうです。

その綿棒ですが、手で掴む軸の部分は大半がプラスチック製。イギリスでは、プラスチック製の綿棒を使用後、トイレで流してしまうことが多いと言います。

そのゴミは大雨で下水が氾濫すると、川や水路を流れ、最終的にビーチに行き着くとのこと。下水からビーチへと流れ出るゴミの約60%は綿棒だと言うから驚きです。

最もシンプルな解決策は、綿棒をトイレで流さないように徹底すること。ただし、環境破壊に繋がると真剣に呼びかけても、タバコのポイ捨てのように習慣になっていることは簡単になくなりません。

そこで生まれたアイディアは、綿棒の軸の部分をプラスチック製から生分解する紙製に変えようという動き。メーカーには紙製綿棒の製造を、小売店には紙製綿棒だけの販売を訴えかけるキャンペーンです。

現時点において、ジョンソン・エンド・ジョンソンが2016年末までにプラスチック製綿棒の製造を停止すると約束し、スーパーマーケットの「ウェイトローズ」もキャンペーン内容に賛同。

今後も拡大していくと思われるイギリスにおけるビーチクリーンのキャンペーン活動。公式サイトでは署名運動も行っているので、興味のある方はチェックして見て下さい。

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