
先週ビッグスウェルがヒットし、世界中からビッグウェイブサーファーが集まったタヒチのチョープー。
オリンピックやワールドツアーの会場になるほどのサーフスポットで、ヘビー過ぎるレフトスラブはサーファーにとってはお馴染みですね。
ヘビーという事はそれだけリスクの高いサーフィンとなり、先週のセッションでは犠牲者が出たそうです。
今回の記事は、チョープーで命を落としてもおかしくないワイプアウトをしたイギリス人ビッグウェイブサーファーのトム・ロウ「Tom Lowe」(41歳)本人によるSNS投稿の内容に関するニュースをお届けします。
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事故が発生したのは6月5日(木曜)のこと。
当日の波のサイズは8~12フィートと炸裂し、SNS上でもチョープーが話題となっていました。
そんな中で発生していたトム・ロウのニアデス(死ぬ寸前)となる事故で、本人によるSNS投稿は以下の通りとなります。
チョープーでのサーフィン復帰セッションにして、再びチョープーでニアデスの経験をする確率ってどれくらいなんだ。
今回も生き延びることができて良かったけど。
僕の救助と蘇生をしてくれたヴェテア・デイヴィッドとセイジ・バークは守護神だし、一生感謝してもしきれないね。
港で水を吐いたり吐血した以外、事故の事は一切記憶にないんだ。
聞いた話だと2~3分ほど海中に沈んでたみたいで、おそらくリーフにヒットもしくは巻かれる最中に意識を失ったんだろうって話。
何も覚えてないなんてあまりにも恐ろしいんだけどね。
病院にいる僕の元へと家族を連れて来てくれたマタヒ・ドローレとガイ・マック、そしてラインナップでいつも親切にしてくれるローカルにもお礼を伝えたい。
僕にとってチョープーでのサーフィンがこれで終わりになるのかどうか、正直言って分からない。
ただ、この魅惑的な場所に再び戻って来ることは難しいとは思う。
今はただ、生きていること、家族と一緒にいられること、そしてこの場所やローカルと再び深い繋がりを得られたことに、ただただ感謝の気持ちでいっぱい。
ヴェテアとはチョープーで2008年頃に出会い、一緒にバレルをシェアしたんだ。
そして数年前、僕が初めて大怪我をして入院している病院へとお見舞いに来てくれた。
それで僕らは一生繋がることになった。
ヴェテアが意識を失った僕の体を海中から救い上げ、セイジと一緒に蘇生してくれることがなかったら、おそらくチョープーに命を奪われていただろう。
僕は本当にラッキーな男。
みんな、たくさんの心温まるメッセージや祈りをありがとう。
ワールドツアーイベントなどでは、CTサーファーが当たり前のようにバレルをメイクしているチョープー。
ですが、簡単に命を落とす可能性があるサーフスポットであることを再認識させられる事故であったと言えます。
生き延びる事ができたのは不幸中の幸いであり、出来るだけ早い回復を願っています。