現地時間2018年3月30日(オーストラリア)、ベルズビーチをメイン会場としたメンズCT第2戦「リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ(Rip Curl Pro Bells Beach)」とウイメンズCT第2戦「リップカール・ウイメンズ・プロ・ベルズ・ビーチ(Rip Curl Women's Pro Bells Beach)」が開催。
イベント初日の本日は、ウイメンズのラウンド1とメンズのラウンド1ヒート8まで終了しました。
今回の記事は、リップカールプロ@ベルズビーチのイベントレポート、動画、今後の波予報などといったニュースをお届けします。
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予想されていたほどサイズアップとはならなかった本日のベルズビーチ。その影響からか、本日はバックアップ会場となるお隣のウィンキポップに移動しての開催となりました。
また、時間の経過と共に強まった風の影響により、波のフェイスが乱れてきたことから、メンズのラウンド1途中で本日は終了となっています。
ここからは男女別のイベントレポートとなります。
リップカール・ウイメンズ・プロ・ベルズ・ビーチ(Rip Curl Women's Pro Bells Beach)
メンズに先駆けて開催となったウイメンズは、オンショアが入る前だったのでクリーンコンディションでの開催となりました。
ラウンド1では、カリッサ・ムーア、タイラー・ライト、レイキー・ピーターソンといったトップシードが1位通過を果たす一方、サリー・フィッツギボンズとステファニー・ギルモアはラウンド2送りに。
ウィンキポップでのコンテストは初だったというカリッサは「異なるセクションがいくつもあるトリッキーな波だった」と感想を漏らしながらも、3本乗った全てのスコアが7ポイント台と波選びとサーフィンが抜群でした。
ロキシープロで優勝を果たし、イエロージャージを着用して今イベントに出場しているレイキーもまた絶好調。
レイキーはパワーサーフィンも然ることながら、エアーゲームといったプログレッシブサーフィンにもずっと取り組んでいるので、エアーをものにしたらウイメンズの中で頭一つ抜ける存在になるのではないでしょうか。
*レイキー・ピーターソンの7.50
.@Jeep leader @LakeyPeterson secures the win over @tatiwest & @Macy_Jane15 in Heat 5 Round 1 #RipCurlPro #BellsBeach @ripcurl Watch LIVE → https://t.co/QxIyDgIFml pic.twitter.com/Z3ugDlmtvl
— World Surf League (@wsl) 2018年3月30日
ウイメンズのトップシードは基本的にパワフルなカーヴィングを武器とするサーファーがほとんどである一方、バラエティ豊かなテクニカルなサーフィンを見せるダークホースがシルヴァナ・リマ。
シルヴァナのサーフィンは常に全力のフリーサーフィンさながらで、メイクすれば今季からのジャッジ基準に完全にハマるスタイル。そして、本日はシルヴァナスタイルがハマる結果に。
シルヴァナは本日唯一のエクセレントレンジとなる8.17ポイントをマークしています。ウィンキポップの波がシルヴァナには合ってますね。
メイン会場のベルズビーチに移り、ベルズボウルで開催となればトップシードに有利なので、今後の会場にも注目です。
*シルヴァナ・リマの8.17は4:46~
本日の結果
今後のヒート表
リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ(Rip Curl Pro Bells Beach)
ウイメンズ終了後にスタートとなったメンズは、ヒートが進むうちにオンショアによってフェイスにバンプが増えていき、最終的には「コンディション悪化」を理由にラウンド1の途中で打ち切られました。
ウイメンズ同様、メンズも厳しいジャッジ基準により、本日はハイスコアがなかなか出る事はなく、エクセレントレンジのスコアが一本もありませんでした。
そんな本日、トップシードでラウンド2送りとなったのはフィリペ・トレドとアドリアーノ・デ・スーザの2名のみ。オーウェン、ジョーディ、ガブリエル、ジョンジョン、ジュリアン、ウィルコは順当にラウンドアップ。
本日のコンディションでは敗退はあり得ないと思われたフィリペを破ったのは、やはりというべき大型ルーキーのグリフィン・コラピントでした。
*グリフィン、ジョーディ、ジョンジョンのエアーゲーム
本日のメンズはコンディションが難しく、さらに予報通りのサイズアップとはいかなかったので本番はこれから。明日のサイズアップからが見所ではないでしょうか。
ビッグサイズで水量の多い波が、リンコンとベルズボウルの二つのセクションに押し寄せるベルズビーチこそがメイン会場ですからね。
本日の結果
ハイライト動画
波予報
本日は反応が薄かったスウェルですが、明日も予報は変わらずにフェイスで7~10フィート。本日問題となった風向きについては、少なくとも午前中はグッドコンディションとのことです。
ということで、明日のイベントはメンズのラウンド1ヒート9からの再開となることでしょう。
まとめ
日本とベルズビーチ(オーストラリア)の時差は2時間。現地時間の午前7時半スタートの場合、日本時間は午前5時半となります。ただし、4月1日にサマータイムが終了になると時差は1時間に短縮されます。
公式サイト「Rip Curl Pro Bells Beach」
公式サイト「Rip Curl Women's Pro Bells Beach」