Photo: WSL

海水浴など海が遊び場となる夏になると、クラゲが大量に発生するオーストラリアの東海岸。

ただし、今年2019年の発生度合いは例年を大幅に上回るほど桁違いで、病院で治療を受ける人が続出するほどだとか。

今回の記事は、オーストラリアで大量発生しているクラゲ、そしてそのクラゲをプロサーファーが食べてしまったとのニュースをお届けします。


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今年はオーストラリアQLD(クイーンズランド)州に異常発生しているというブルーボトルジェリーフィッシュ。日本ではカツオノエボシと言う名前で、電気クラゲとも呼ばれ猛毒を持つタイプです。

クイーンズランド州では強烈な北東風が吹くことで、ブルーボトルが沖合から沿岸エリアへと流れ着いてくるとのこと。

CNNによると、2019年第一週にゴールドコーストやサンシャインコーストのビーチでは9,300人以上がブルーボトルに刺されて病院で治療を受けたほどだそうです。

そのゴールドコーストにて、元CTサーファーのミッチ・クルーズ「Mitch Crews」(28歳)がブルーボトルを食べてしまう珍しいアクシデントに見舞われました。

Photo: Swilly

当時の状況について、トラックス誌にミッチ本人が語ったコメントが以下の通り。

2時間近く海に入ってて、そろそろ上がろうかなって思ってた時のこと。海の中はブルーボトルだらけで、何とか避けながらセッションを続けている時にあの波をキャッチしたんだ。

上がろうと思いながらもこの波をラストにするのはもったいないと思って、バックサイドで思いっきりキックアウト(プルアウト)しようとした時、リップに紛れていたブルーボトルがオレの口の中に飛び込んできて。

本当に一瞬の出来事だった。これまでに味わったことのないほど強烈な痛みだったし、一瞬で痛みが体中に伝わってきて、意識を失いたいって思うほどのレベルだったよ。

ミッチの口内に飛び込んできたブルーボトルは、ミッチの口周りと首回りにも絡みついて刺されたとのこと。

救命士や病院での検査によると、幸いにして大事には至らず、時間の経過と共に痛みは和らぐとのことだったそうです。ちなみに、救命士と医師のいずれも、ブルーボトルに口内で刺されたと言う事例は初耳という珍しいケースだったようです。

さて、サーファーであればいくらクラゲが大量発生しようと、海に入らないと言う選択肢はないと思います。

ならば、今ではクラゲ除けローションなどがあるので、上手に活用しながらサーフィンを楽しむしかないですね。

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