Photo: WSL

現地時間2019年5月29日、オーストラリアのWA(ウエスタンオーストラリア)州マーガレットリバーをメイン会場とするCT(チャンピオンシップツアー)第4戦が開幕。

メンズとウイメンズ共にイベント名は「Margaret River Pro(マーガレット・リバー・プロ)」で、通称マーギーズプロ。

ウェイティングピリオド初日の本日は、ウイメンズのラウンド1とメンズのラウンド1が終了しました。

今回の記事は、マーギーズプロのイベントレポート、動画、今後の波予報などをお届けします。


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イベント情報をお届けした際には決まっていなかったワイルドカードですが、メンズはローカルトライアル勝者のジェイコブ・ウィルコックスと西オーストラリア出身サーファーでQSランクが最も高いジャック・ロビンソンに決定。

ウイメンズはローカルトライアルを制したミア・マッカーシーとなりました。

Margaret River Pro(ウイメンズ)

ウイメンズからスタートした本日。波はサーファーズポイントとしては少しサイズが物足りない印象を受けましたが、敗者が出ないラウンド1なのでゴーサインが下されたのでしょう。

ラウンド1ということで番狂わせはあまりなかったのですが、唯一と言えるのはディフェンディングチャンピオンのジョアン・デフェイが3位となり、ラウンド2送りとなったヒート。

キャロリン・マークスとペイジ・ハレブを相手にしたジョアンは、バックアップスコアを揃えることができず敗退となりました。

本日のトータルハイエストスコア15.23をマークしたのはココ・ホー。ココのホームであるオアフ島ノースショアでの動画を見ても分かる通り、本日のようなコンディションは最も得意とします。

ココのヒートにはバリ島クラマスで優勝して勢いに乗るステファニー・ギルモアもいたのですが、ステフを抑えての1位通過を決めました。

シングルハイエストスコア8.00をマークしたのは、ココとタティアナ・ウェストン・ウェブ。タティアナはバックサイドとなるグーフィーフッターという点が興味深いですね。

キャロリンが加わり、グーフィーフッターのトップサーファーが増えたので、フロントvsバックサイドの対戦も注目となってきます。

本日の結果

今後のヒート表

Margaret River Pro(メンズ)

本日はウイメンズのみ開催と思っていたので、予想外のオンとなったメンズ。ちなみに、運営サイドはウイメンズのラウンド2まで開催する予定でしたが、さすがに時間的にメンズのラウンド1終了で精いっぱいでした。

メンズはヒート1から早くもジョンジョン・フローレンスとケリー・スレーターが出場となるビッグマッチ。

結果的にようやくリズムに乗ってきたと思っていたケリーが3位となることに。サイズの小さいコンディションでのマニューバ勝負になると、最近のケリーは厳しいかなと言った印象を受けます。

ただし、バレルやビッグサイズになると強いのは間違いなく、これからスウェルが入ってくるのでケリーから目を離せません。

全てのCTサーファーに当てはまるのですが、それぞれ得意不得意があるので、どんなコンディションで開催になるのかで明暗が分かれますね。

本日のトータルハイエストスコア14.77をマークしたのはジョーディ・スミス。かつてのタジ・バロウ同様、トップサーファーでありながらワールドタイトルを手にしていない無冠の帝王です。

190センチとCTサーファーの中でもトップレベルの高身長のため、サイズアップ予定となっている今後のヒートが楽しみです。

ジョーディに次ぐトータルハイスコア14.73を叩き出したのはフィリペ・トレド。ここ最近は2年連続でロングウォールのJベイで優勝しているので、メイン会場のサーファーズポイント開催ならばフィリペも見逃せないサーファー。

ただし、近年はバックアップ会場のザ・ボックスとノースポイントで開催しようとする流れが顕著なため、今後の会場選定が気になるところです。

本日の名シーンとなったのは、コンテストシーンにおいては定番と言えるパドルバトル。

フリーサーフィンと違い、コンテストではルールとしてプライオリティ(優先的に波に乗れる権利)があるため、対戦相手と近い場所で乗っていた波を降りた場合にプライオリティ争いが勃発します。

今回の場合だと、コナー・コフィン、レオナルド・フィオラヴァンティ、ライアン・カリナンのヒートで発生。

サーファーは必死になってバタ足までしているのですが、ギャラリーとしては思わず微笑んでしまうような光景ですね。

本日の結果

今後のヒート表

ハイライト動画

波予報

すでに明日30日は風が強まる事から、レイデイにすることが発表されたマーギーズプロ。

31日(金曜)は徐々にサイズアップしていき、夜にはフェイスで5~8フィートまで達する見込み。風向きは午前はオンショア、午後はサイドオフショアに回る見込みで、午後にイベントがオンになる可能性があるとのこと。

もっとも開催される可能性が高いのは6月1日(土曜)。午前中は最大セットがフェイスで15フィートまでジャンプアップで、午後は落ち着いてきて終日オフショア予報。

6月1日はスウェルの向き次第ですが、ロングバレルのノースポイントでの開催も十分にあり得ると思います。

まとめ

日本と西オーストラリアの時差は1時間で、日本の方が1時間進んでいます。

現地時間の午前7時にイベント開催の場合、日本時間は午前8時となります。

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公式サイト(メンズ)「Margaret River Pro

公式サイト(ウイメンズ)「Margaret River Pro

2019年マーギーズプロ過去記事

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