五十嵐カノアのCT(チャンピオンシップツアー)イベント初優勝と大いに沸いたバリ島クラマスで開催されたコロナバリ。
ケリー・スレーターの快進撃など見所は多々あったものの、大きな話題の一つとなっているのが、ウイメンズで優勝した7×ワールドチャンピオンのステファニー・ギルモア「Stephanie Gilmore」(31歳)。
イベント最終日のファイナルという最高の見せ場で、パーフェクト10をスコアしましたからね。
今回の動画は、ステファニー・ギルモアによるパーフェクト10ライドと本人のコメントをお届けします。
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まずファーストターンでカーヴィングを入れ、続いてボトムターンからミッドフェイスでストールさせてディープバレルに入って抜けてきて、最後はエンドセクションでのスナップからフリーフォールでのランディングをメイク。
確実にフォームボールに乗り上げているほどディープなバレルだけでも鳥肌ものでしたが、総合的に完璧すぎるライン取りに誰もがパーフェクト10間違いないと感じ、その通りのスコアがコールされましたね。
あれほどのパフォーマンスを見せてくれたステフ本人は以下のコメントを寄せています。
ヒート残り5分くらいの頃、エクセレントレンジ(8~10ポイント台)のスコアを出したいって考えていたの。
だって、コロナバリのイベントを通して一本もエクセレントレンジをマークしていなかったから。そんなことを考えている時、あの波が入ってきたわ。
結果論としてバレルをメイクする事はできたけど、あのインサイドはかなり水深が浅かったから、狙ったのがグッドアイディアだったのかどうかは見当も付かなかった。
バレルの中では何も見えなかったから、目を閉じてセットしたラインをキープしていたら抜ける事が出来たの。そしてエンドセクションにヒット。
コロナバリのイベントレポートでも記しましたが、おそらくメンズサーファーのジャッジ基準であってもパーフェクト10とコールされたであろう今回のライディング。
ウイメンズはメンズよりもアスリートとしての選手寿命が短い場合が多く、大半が20代でワールドツアーを引退するものの、30代になってもレベルアップしていくステフ。
8度目のワールドタイトルもあり得るかと考えると、今後も目が離せません。
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参照記事「The 10 Everyone's Talking About」