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Photo: Rip Curl

男女共にハワイでの最終イベントのみとなったサーフィン界のワールドツアーであるCT(チャンピオンシップツアー)。

CT最終戦はワールドチャンピオンを決める重要な局面であると同時に、来シーズンのCTへの残留も決めます(メンズはCTトップ22、ウイメンズはCTトップ10が残留条件)。

という事で、すでに最終戦の結果によって誰がワールドタイトル獲得になるのかというタイトルレースのシナリオが出揃っています。

今回の記事は、メンズとウイメンズのタイトルレースのシナリオに関するニュースをお届けします。


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ワールドチャンプ決定のためのCTルール

メンズが全11戦、ウイメンズが全10戦あるサーフィンのワールドツアー。

各CTイベント結果によってCTポイントが与えられ、最も結果が悪かったワースト2を除外した合計ポイントでワールドチャンピオンを決定します。

ここからは、男女別のタイトルレースのシナリオをお届けします。

メンズのシナリオ

メンズのタイトルレースに絡んでいるサーファーは5名(数字上、最終戦結果によってはワールドチャンピオンになれる可能性のあるサーファーという意味)。

ランキング順に、イタロ・フェレイラ、ガブリエル・メディナ、ジョーディ・スミス、フィリペ・トレド、コロヘ・アンディーノ。

タイトルレースのシナリオは以下となります。

・イタロ、ガブリエル、フィリペの3名はいずれも、優勝すればワールドタイトル確定

・イタロが3位の場合、ガブリエルは準優勝、フィリペとジョーディは優勝でワールドタイトル確定

・イタロが5位の場合、ガブリエルは3位、フィリペは準優勝、ジョーディは優勝でワールドタイトル確定

・イタロが9位の場合、ガブリエルは5位、フィリペは3位、ジョーディは準優勝、コロヘは優勝でワールドタイトル確定

・イタロが17位以下の場合、ガブリエルとフィリペは9位、ジョーディは5位、コロヘは準優勝でワールドタイトル確定

今季タイトルレースにおいて、メンズで自力でワールドタイトルを獲得可能なのはイタロ、ガブリエル、フィリペというブラジリアンの3名のみ。

ジョーディとコロヘは、いくら優勝しようとも上記3名の結果次第という条件付きとなります。

ブラジリアンの勢いは留まることを知らないとは言え、まさかここまでワールドツアーを席巻することになると誰が予想できたでしょうか。

今年もブラジリアンがワールドチャンピオンになる可能性が高く、ガブリエルの3度目のワールドタイトルになるのか、イタロかフィリペによる初のタイトルになるのか注目です。

ウイメンズのシナリオ

ウイメンズのタイトルレースに絡んでいるサーファーは3名。

ランキング順に、カリッサ・ムーア、レイキー・ピーターソン、キャロリン・マークス。

タイトルレースのシナリオは以下となります。

・カリッサが優勝、もしくはレイキーとキャロリンと最終戦結果が同順位以上の場合、カリッサのワールドタイトル確定

・カリッサが準優勝の場合、レイキーがワールドタイトルを獲得するには優勝

・カリッサが3位の場合、レイキーがワールドタイトルを獲得するには準優勝、キャロリンがワールドタイトルを獲得するには優勝

・カリッサが5位以下の場合、レイキーが3位、キャロリンが準優勝すると合計CTポイントが同じになるので、ワールドチャンピオンを決めるサーフオフ開催

上記シナリオを見ると分かる通り、カリッサを追う立場となるレイキーは最低でも3位(セミファイナル敗退)、キャロリンは準優勝という結果を求められます。

カリッサに有利な状況は変わらないので、レイキーとキャロリンがどこまで勝ち残れるのかが見所となりますね。

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公式サイト「WSL