すでにサーフィン以外の各種メディアでも取り上げられている静岡県牧之原市に建設予定のウェイブプール。
同ウェイブプールは、AWM(アメリカン・ウェイブ・マシン)社の造波装置「パーフェクトスウェル(PerfectSwell)」を使用することになります。
今後のスケジュールについては先日プレスリリースがあったのですが、日本語と英語での情報に違いがあり少し引っ掛かりました。
今回の記事は、牧之原市に誕生予定となっているウェイブプールのプレスリリースの相違点に関する内容をお届けします。
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近年の本格的なサーフィン向け造波装置使用と言うことで、いわゆるモダンウェイブプールというカテゴリーとしては日本初となる牧之原市でのウェイブプールプロジェクト。
そんなウェイブプール誕生についてサーファーならば最も気になるのは、いつから利用できるようになるのかという点ではないでしょうか。
国内メディアの報道によると、「2020年秋に開業」といった情報が目に付きます。
ですが、海外メディアの情報では「2020年6月オープン予定」と少し時期がずれています。
そこでAWM社のプレスリリースをチェックすると、やはりこちらには「2020年6月にサーフィン可能になる予定」と記されています。
では、なぜこのような相違点があるのか?個人的な推測としては、オリンピックが関係していると思います。
2020年6月にウェイブプールが使えるようになっていれば、オリンピック開催前のトレーニング施設として利用できる可能性が高いです。
牧之原市はアメリカや中国チームの事前合宿の受け入れ先となっています。個人的には、男女共に金メダルを狙えるアメリカチームが牧之原で合宿というのには違和感がありました。
というのも、一般的なスポーツにおける事前合宿と異なり、サーフィンの場合は場所によって波のタイプが違うので、イベント会場での練習がベスト。
にもかかわらず、牧之原市を合宿先としたのは、事前にウェイブプール建設の予定ありきだったのかなと思えます。
特にアメリカチームは、国内での練習先としてBSRサーフリゾート(AWM社の造波装置を使ったウェイブプール)と提携していますし。
では、どうして日本では「2020年秋の開業」となっているのか!?この点については、おそらく利用者目線での日程なのかと思います。
つまり、2020年6月には完成しているものの利用制限があり、一般オープンとなるのは2020年秋という意味なのかと想像します。
国内と海外で情報が違う点には驚かされましたが、サーファーならば非常に楽しみと言えるウェイブプール建設。
モダンウェイブプールとしては千葉県でのサーフランチ建設が立ち消えとなっただけに、こちらは予定通りに建設が進み、来年には誰もが楽しめる施設として一般オープンすることを期待したいです。
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参照記事「Surf Stadium Japan Begins Construction of a PerfectSwell® World Class Surfing Facility in Shizunami」