7×ワールドチャンピオンのステフこと、ステファニー・ギルモア「Stephanie Gilmore」(32歳)。
ワールドツアー入りした時の目標はワールドチャンピオンになることで、目標達成後は女の子たちとサーフィンのスピリットをシェアしたいと考えていたそうです。
そこでスタートしたのが、ステフによる初心者を対象にしたオンラインでの計3回となるサーフィン講座。
第一弾となるレッスンは「正しいサーフボード選び」というテーマでした。
今回の動画は、ステファニー・ギルモアによるサーフ講座の第二弾として「パドル・テイクオフ・スタンス」というテーマの映像をお届けします。
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テーマとなっているのはパドル、ポップアップ(テイクオフ)、スタンスとなっていて、要するにテイクオフ前後の動作を含めた一連の流れです。
それでは各要素のステフによるアドバイスを記していきます。
パドリング
パドルと言うと、パドルアウトやパドルバックのゆったりしたパドル、そして波に乗る時の全力パドルの二種類に分かれます。
今回は、テイクオフ前後を含めて一連の流れということで、全力パドルについての説明となります。
ステフによるとパドル時の手の平の形はカップ型にした方が、より多くの水をキャッチできるとのこと。
パドルでは出来るだけ腕を前方に伸ばして入水させて水をキャッチし、ラストは出来るだけ後方まで水を漕ぐそうです。
もう一つのコツとしては、長いサーフボード利用者は該当しませんが、パドルと同時にバタ足も加えること。
バタ足をすればより多くの波に乗れるようになるだけではなく、ワークアウトとしても最適だと言います(笑)。
ポップアップ(テイクオフ)
テイクオフはまずビーチにサーフボードをおいて、実際に立ち上がる動作の練習をした方が良いとのこと。
パドル時のサーフボードに乗るポジションは、腕を伸ばしてノーズを掴めるくらいの位置に調整するそうです。
ポップアップで立ち上がる時は、片足ずつではなく両足を同時にサーフボードに乗せるのがベター。
立ち上がってからは、膝を曲げ腕を上げると安定感が増し、行きたい方向へと視線を向けると体勢も付随するとのこと。
スタンス
足のスタンスは広めに取り、後ろ足はテール寄りにするものの、テールの真上には置かないように。
テールの真上に置くのはもっとスキルアップしてからとのこと。
スタンスについてはこれだけなので補足ですが、最近のプロサーファーは昔よりも圧倒的にワイドスタンスが多いように感じます。
理由としてはエアリアルといったパントを仕掛ける時にノーズ寄りに足をスライドさせたりするためかと思います。