先週お届けしたカリフォルニア州オレンジ郡の群全域におけるビーチの再閉鎖。
オレンジ郡における市のビーチを再オープンしたところ、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための基本ルールの一つである社会的距離が保たれなかったことからビーチは再閉鎖となりました。
でしたが、早くもオレンジ郡のビーチが再々オープンとなることに。
今回の記事は、南カリフォルニアのオレンジ郡のビーチ再々オープンに至った流れといったニュースをお届けします。
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激動の1週間を迎えたと言えるオレンジ郡でのビーチ開放に関する動向。
事の始まりは先週半ば、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事が発令したオレンジ郡のビーチ再閉鎖。
再閉鎖の理由は前述した通り、社会的距離が守られなかったことに加え、グループでの集団行動が目立ったりと感染防止策が徹底されていなかったためです。
そこで州知事の権限を使ってオレンジ郡のビーチを再閉鎖したのですが、市民たちの怒りが爆発して先週後半に大規模なデモ活動へと発展。
このデモ活動でもまた、社会的距離が順守されることはありませんでした。
デモ活動に加え、ハンティントンビーチ市やダナポイント市などは州知事の決断は越権行為とし、ビーチ再閉鎖を取り下げるように訴訟を起こしています。
オレンジ郡の高等裁判所では、ビーチ再閉鎖の取り下げという訴えに関しては棄却されましたが。
その後、オレンジ郡の各市がビーチ再閉鎖に反対との意見を固めていき、最終的には折れるような形で州知事は今週半ばにオレンジ郡のビーチ再々オープンを認めることになりました。
ビーチ再閉鎖を続けることにより発生するデモ活動でクラスターが発生する恐れもあるので、開放した方がましという考え方もあったと思われます…。
さて、再々オープンの条件としては、社会的距離を遵守し、ビーチの利用はエクササイズメインで日光浴はダメなどといったガイドラインが設けられています。
各市によってビーチ開放の対応は異なり、5~22時までビーチをオープンするハンティントンビーチに対し、シールビーチでは月曜から木曜までの定められた時間のみオープンなど様々です。
ラグーナビーチでは平日の6~10時までであればビジターのビーチ利用も許可したりと、ローカルオンリーという世界的な流れを超える判断を下しています。
*デモ活動の様子
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参照記事「Beachgoers rejoice as Orange County’s coastline reopens under deal with Newsom」