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Photo: WSM

6月1日からエリアによってはビーチ閉鎖措置が解除され、サーフィン復帰したサーファーが増えたというインドネシアのバリ島。

徐々に制限緩和に向けて動いているようですが、気になるのは我々外国人はいつになったらバリ島を再び訪れることが可能になるのかという点。

観光エリアであるので、ローカルとしては観光客の受け入れを望んでいるでしょうし、観光客サイドとしてはバリ島へと足を伸ばしたいですし。

今回の記事は、バリ島の海外観光客受け入れプランが発表されたので内容についてお届けします。


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まずはインドネシアにおける新型コロナウイルスの統計ですが、6月9日時点において感染者数32,033人、回復者数10,904人、死亡者数1,883人。

一方のバリ島のみのデータとしては、感染者数594人、回復者数377人、死亡者数5人となっています。

インドネシア全体としては新規感染者数は今なお右肩上がりで上昇を続けているのですが、バリ島だけを見ればそこまで感染状況はひどくありません。

それだけ感染を抑えていて、なおかつバリ島は世界的な観光地なので、バリ島の観光長官から海外観光客受け入れプランがついに発表されました。

今後も新規感染者数を低い割合で抑えることができた場合、10月から海外観光客の受け入れを再開する予定とのこと。

観光客受け入れにあたっては、安心して旅を楽しんでもらいたいことから、衛生面や安全面に関する新たなガイドライン「CHS(Cleanliness, Health, and Safety)プログラム」をビジネス事業者は順守しなければならないと言います。

6~10月まではCHSプログラム導入に取り組んでもらい、10月の秋を迎えた時に海外からの観光客を迎え入れる予定だそうです。

国境封鎖解除を目指しているのはバリ島だけではなく、ボロブドゥール遺跡が有名なジャワ島のジョグジャカルタ、バリ島に次ぐ人気エリアのリアウ諸島も同様とのこと。

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Photo: WSM

さて、サーファーにとっては非常に嬉しいニュースではあるのですが、バリ島が渡航に関する門戸を開いたとしても、日本サイドの対応によってはバリ島トリップが現実的とは言えない可能性もあります。

と言うのも、もしも10月になってもインドネシアから日本へ帰国した際の2週間の自主隔離が解除されていなければ厳しいですから。

サラリーマンで1週間のバリ島トリップに出た場合、2週間の自主隔離を含めると3週間の長期休暇が必要となるので。

現時点において日本政府が10月からの入国制限緩和を考えている国は、タイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドで、あくまでも対象はビジネス関係。

上記対象国にインドネシアは含まれていなく、その理由としてインドネシアは東南アジアにおける新型コロナ感染者数トップであるためですね。

このような事情を考慮に入れると、バリ島へと気楽にサーフトリップに行けるようになるのはまだ先のようにも思えます。

嬉しいような嬉しくない今回のバリ島の海外観光客受け入れプラン。状況が好転する可能性も無きにしも非ずなので、気長に待つしかないのかもしれません。

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参照記事「How Bali plans to reopen to tourists from October