レジェンドサーファーとして今も多方面で活躍しているオッキーこと、マーク・オクルーポ「Mark Occhilupo」(54歳)。
メインスポンサーであるビラボンのシリーズ動画「Occ-Cast」でのホスト役、そしてオーストラリア初となる造波装置メーカーのサーフ・レイクスではアンバサダーとしてテストライドを行ったりと、サーフシーンの最前線で活躍しています。
今回の動画は、仕事を離れたマーク・オクルーポと息子たちによるスナッパーロックスでのフリーサーフィン映像をお届けします。
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7月1日に撮影されたと言う今回の動画。撮影の舞台は、オッキーのホームであるゴールドコーストです。
オッキーが一緒にセッションしているのは、息子のジェイとジョナで、ジェイはすでに同じビラボンライダーとして知られていますね。
さて、50代中盤にして今なおビラボンにスポンサードされているオッキーは何が凄いかと言うと、栄光から転落、そして転落から這い上がったドラマティックな人生模様にあります。
10代の頃から天才サーファーとしてワールドツアーで活躍したものの、あまりにも容易に栄光を手に入れたことで燃え尽き症候群となりツアーを脱退。
ツアー脱退後は目標を見失い、アルコールとドラッグに溺れる自堕落な生活を送るようになり、身長175センチほどのオッキーの体重は110キロほどまで増加したそうです。
そんなタイミングでふと思い出したのは自身のキャリアで、ワールドツアーで活躍はしたもののワールドタイトル獲得には至ってなかったので、ワールドチャンピオンを目指して奮起することに。
ワールドツアーに復帰したのは28歳であった95年のこと。今でこそ30代でもツアーで活躍するサーファーが多いものの、当時は20代前半で引退するサーファーが多かったので年齢的にも異例のカムバックでした。
そして1999年、オッキーは33歳に悲願のワールドチャンピオンに輝くことになりました。
ちなみに、当時はケリーの全盛期で、94~98年の5年連続でワールドタイトルを獲得していて、99年はツアーをセミリタイアした年でした。
ドラマのような人生を駆け抜け、現在もサーフシーンで仕事をしながらプライベートでもサーフィンを楽しむオッキー。素敵な人生ではないでしょうか。