北半球のウインターシーズンになるとビッグウェイブの宝庫となるハワイ。
日本の北海道沖合を離れ、海上を東へと移動しながら勢力を強める低気圧がビッグスウェルの発生源となるので、プロサーファーにとっては最適な時期。
一方、海水浴客といった一般の方にとっては、冬のノースショアは危険なエリアとなります。
今回の記事は、オアフ島ノースショアでのマイキー・ライト「Mikey Wright」(24歳)による海水浴客レスキューに関するニュースをお届けします。
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ちょうど年の瀬の大晦日、姉のタイラー・ライトと共にビーチを見渡せるエリアでビールを楽しんでいたというマイキー。
そしてビーチに目を向けると、浅瀬で波に揉みくちゃにされている女性海水浴客がいたので、一目散でビーチへと駆け出すことに。
その時の映像をSNS投稿したマイキーは、一言だけコメントを添えています。
そのコメントは「Hold my beer(ビールを任せた)」で、しっかりとタイラーがビールを預かっています(笑)。
オアフ島のみならず、ハワイ全体に共通するのですがノースショア(北部沿岸)の冬は海水浴客には危険です。
勢力の強い低気圧がパワフルなスウェルを発生させるので、海では強烈なカレントが発生します。
また、ハワイではスウェルへの反応が急速な場合もあり、予想を大幅に上回るサイズアップで一気に海が様子が変化することも珍しくありません。
さらには、シャープなリーフが点在していることも危険要素の一つとなります。
おそらくサーファーであれば、動画を見る限りホワイトウォーターが押し寄せているということは波に巻かれていけば岸へ戻れることでしょう。
しかし、波に慣れていない方ならば、近くに岩場があったりカレントに流されている状況ともなればパニック状態に陥る恐れがあります。
パニックになれば、波に巻かれる前に息を吸ったりといった当たり前のことができなくなり、浅瀬であっても溺れてしまうことあり得ます。
そのため、今回のマイキーのように誰かが救助に訪れるというのは大きな安心材料になるので、素晴らしい行動であったと言えます。
SNS投稿のコメント欄では「ヒーロー」との文字も見受けられますし。