現地時間5月11日(ブラジル)、ASPワールドツアー第四戦ビラボン・リオ・プロのラウンド3~4が開催されました。公式サイトによる波のサイズは4~6フィート。

同イベントの波予報では、5/11~5/13の午前までがスウェルのピークとなっているので、予定通りの開催です。そのため、5/12も駆け足でヒートでをこなし、少なくともメンズは終了させる予定ではないでしょうか。

波のコンディションは、スウェルの角度が悪いのか、もしくはビーチブレイクなので今回のスウェルをホールドできていないのか分かりませんが、ほぼクローズアウト(ダンパー)という一気にホレ上がるブレイク。

その中で、まれにキレた波が入るので、その波を見極めてレイトドロップからバレルをメイクできるのかどうかが勝負の分かれ目となりました。あくまでも、エキスパートのみサーフ可能なコンディションで、ツアーサーファーであっても、テイクオフする際にリップと同時に降るワイプアウトが目立ちました。

そんなコンディションの中、番狂わせとなったのは、本日の第一ヒートとなったガブリエル・メディナvsトラヴィス・ロギー。現ツアーランキング1位のガブリエルは、とにかく波に乗りまくる戦略で、終始ヒートをリードしていましたが、セットに狙いを定めて粘り強く待ち続けたトラヴィスが、ヒート終了数分前にセットのバレルをメイクし、逆転劇を果たしました。

今回は、ラウンド2でツアーランク3位のミック・ファニング、ラウンド3でツアーランク1位のガブリエルが敗退。ランキングトップ4の内、すでに二人が敗退となりました。となれば、まだ勝ち続けているランキング2位のジョエル・パーキンソンとランキング4位のケリー・スレーターにとってはランキングを上げる絶好のチャンス。混戦となりそうで、サーフファンにとっては楽しみな展開ですね。


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