競争激化が著しいモダンウェイブプール業界。
すでに造波装置を開発した企業の本拠地は、スペイン、アメリカ、オーストラリアなどとCTイベントが開催されるほどサーフィンに馴染みのある国でした。
でしたが、サーフィンのイメージがあまりない国の企業も参入してくることに。
今回の記事は、南米アルゼンチンのウェイブSEG社による造波装置開発の動きに関するニュースをお届けします。
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南米と言えば、最も有名なサーフカントリーは言うまでもなくブラジルですね。
なのですが、アルゼンチンの企業ということで意外であった今回のニュース。
とは言うものの、アルゼンチンにもプロサーファーが存在し、2019年ISAワールドサーフィンゲームではチームとして54チーム中15位の結果だったそうです。
そんなアルゼンチンのウェイブSEG社によるウェイブプールの名称は「Surf Place(サーフプレイス)」。
開発している造波装置のタイプは、現在最も主流と言える空気圧方式で、アメリカンウェイブマシン社、ホワイトウォーター社、ウェイブロック社と同様です。
実際に下記のような仕組みで空気圧を送って人工波を発生させるそうです。
現在はすでにフルスケール版の造波装置の製作に取り組んでいるとのこと。
また、可能な限りサステナブルな環境にすべく、システムに使用するエネルギーの再利用などにもフォーカスしながら開発していると言います。
さて、アルゼンチンにウェイブSEG社のウェイブプールが誕生すれば、注目されるのはアルゼンチンサーファー。
ブラジリアンの台頭を考えれば、アルゼンチンも環境さえ整えば素晴らしいサーファーが台頭してくると考えられるためです。
そして新たな才能が世に出てくれば競争力が加速し、サーフィンの全体的なレベルが上がってくると思うので、エキサイティングな時代に突入したと言えるのではないでしょうか。
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参照記事「New wave pool tech, concept discovered in South America」