日本では「波乗りジャパン」との愛称が名付けられているサーフィンのオリンピック代表チーム。
このような事が海外では一般的なのかどうかは分かりませんが、オーストラリアでは今になってアイデンティティを示すチーム名が発表されました。
そのチーム名が「The Irukandjis(ザ・イルカンジス)」。
今回の記事は、オーストラリアのサーフィンオリンピックチームの愛称に関するニュースをお届けします。
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オーストラリアは多くのCTサーファーを輩出していることから、すでに2019年CTランキングからオリンピック出場サーファーが決定していて以下となっています。
*ジュリアン・ウィルソン
*ステファニー・ギルモア
*サリー・フィッツギボンズ
東京五輪に向けて決定したチーム名として発表されたのが「ザ・イルカンジス」という聞き慣れない言葉。
名前の由来となったのは、オーストラリア北部の海域に生息する「イルカンジクラゲ」とのことです。
イルカンジクラゲは猛毒を持っていて、海では敵無しということで、オージーサーファーにも活躍してもらいたいという意味が込められているそうです。
もう一点、イルカンジクラゲという名前は、クイーンズランド州北部の先住民「イルカンジ」から名付けられたということで、国としてのアイデンティティも絡めているとのこと。
チーム名の決定について、7×ワールドチャンピオンのステファニー・ギルモアは以下の声明を発表しています。
チーム名としては、オーストラリアの先住民のカルチャーも含めた最高の名前にしたいって思っていたの。
イルカンジって名前は、東京オリンピックでライバル相手にベストを尽くそうって私たちチームにとって、とてもピッタリだと思うわ。
ザ・イルカンジスという名称は東京五輪用だけではなく、今後はISAイベントやWSLイベントといった国際イベントでも活用していく方針だそうです。
オーストラリアの先住民といったらアボリジニしか知らなかったので、私も思わず調べて歴史について触れることになりました。
私のように気になる方は絶対にいて、オーストラリアの歴史に触れる方が増えると思うと、興味深い名前の付け方だと考えさせられました。
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公式サイト「Surfing Australia」