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先日、過去1と思われるグリーンブッシュを当てることになったポルトガルのニック・ヴォン・ラップ「Nic Von Rupp」(31歳)。

そのニックが再びグリーンブッシュを訪れ、今回はグリーンブッシュの過去最大サイズの波を当てたとか。

ちなみに、グリーンブッシュとはインドネシアのメンタワイ諸島南部に位置し、強烈なレフトスラブがブレイクするサーフスポットです。

今回の動画は、ニック・ヴォン・ラップが当てたグリーンブッシュでのフリーサーフィン映像をお届けします。


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メンタワイでは「Nasty Nate(ナスティネイト)」こと、ボルコムライダーのネイト・ベルと行動を共にしているニック。

「Nasty(ナスティ)」とは「ヤバい」という意味で、今回の動画のタイトルにも「Big Nasty Greenbush」と使われていますね。

さて、まずは歴史的セッションを終えたニックが記した動画概要欄のコメントから紹介します。

メンタワイ史上、一番ヘビーなサーフセッションだったのかな!?

メンタワイへと過去10年ほど通ってるけど、波のサイズ、波のパワー、水深の浅さ、危険度の全ての点においてトップレベルのヤバさだった。

見た目的にはパーフェクトウェイブって印象を受けるんだけどね。

でもね、波が切り立つと斜度は崖から下を見下ろすような感じで、テイクオフしてバレルに入れば、エンドセクションがどうなるかは知る由もなく一か八か。

バレルの出口がすっぽりと開いて抜けられる事もあれば、クローズアウトする時も。

あまりに水量が多すぎて、エンドセクションのリーフが耐えきれないほどシャローだからね。

それなりの代償を払わなきゃならなくて、リーフカットやサーフボードが折れることは当然。

ネイトは最後の波でノックアウトされて、鼻が裂けたし…。

プロサーファーの生活は夢のように見えるかもしれないけど、近場の病院から16時間離れた場所で頭からリーフに突っ込んで縫わなきゃならない状況に陥ることもあるんだ。

強烈なスラブがブレイクするという事は、海水が隆起して水深が浅くなるので怪我のリスクが増します。

しかも、ヘビーな波はフェイスも硬くてワイプアウトしても簡単に体が海水に沈まず、今回のネイトもフェイスを跳ね続け、最終的にリップに吸い込まれてボトムへと叩き付けられているので。

僻地と言うことでまともな病院も近くにないので、縫い傷なども自分たちで処置しなければならない点もハードコアな面と言えます。

ちなみに、当初の予定通りネイトはこのセッション後にホームのフロリダへと帰国し、病院で受診すると肩甲骨が骨折していたそうです…。

あらゆるハードコアな要素を乗り越えた上で実現した素晴らしいセッション映像をチェックして見て下さい。

生々しいシーンが苦手な方は、8:30~以降はネイトの治療シーンがメインなので見ない方が良いと思います。

ニック・ヴォン・ラップの過去記事

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