数は少ないものの必ず存在する定義や常識を超えてくるカリスマサーファー。
そんなカリスマサーファーの一人と言えるのが、オーストラリアを代表するツインフィンマスターとして知られるアッシャー・ペイシー「Asher Pacey」(41歳)。
年齢的にスポンサー事情が厳しくなる年代でありながら、スポンサー移籍したりと引く手あまたと言う異例の存在ですから。
今回の動画は、アッシャー・ペイシーのスポンサーであるルーカ(RVCA)が公開したフリーサーフィン映像をお届けします。
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オーストラリアがホームと言うことで、ホーム周辺で撮影されたという今回の動画。
ツインフィンマスターということで、言うまでもなく乗っているのはセンターフィンのないツインフィンとなります。
アッシャーの何が凄いかと言うと、ツインフィンにおけるライディングの概念を変えたと言う点。
時代の流れとしては、ツインフィン時代の後にスラスター時代に移り変わって以降、ツインフィンが再び脚光を浴びたのはレトロツインによるもの。
レトロツインの特徴は、サーフボードの長さが短く幅が広くて厚みのあるタイプで、基本的にパワーレスな小波を楽しもうといったものでした。
モダンツインが登場するようになるとパフォーマンス性能が向上したものの、コンテストシーンではそれでもスラスターが主流。
そんな中、アッシャーはツインフィンに乗り、同じオージーのCTサーファーで言えばウェイド・カーマイケルなんかに負けないほどのパワーサーフィンを見せる点が強烈です。
ただ、先日フィリペ・トレドがコンテストでクアッドに乗っているので、時代の流れが変わるかもしれないとお届けしました。
もしかしたらセンターフィンを必要としない時代へと進み、そんな未来をアッシャーはすでに見据えていたのかもしれないと思うと興味深く感じます。