サーフシーンにおいて耳にすることのある「Novelty Wave(ノベルティウェイブ)」という言葉。
一般的な波と対照的に変わり種の波の事を指し、一定の条件を満たさなければブレイクしないとか、人工物の影響でブレイクするようになったなど要因は様々。
そんなノベルティウェイブがアメリカでは冬になると姿を見せ、舞台となるのは五大湖。
今回の動画は、アレックス・グレイによるスペリオル湖でのフリーサーフィン映像をお届けします。
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海ではなく湖でのサーフィンとなる今回の動画。
一般的にサーフィンでは遠距離から入ってくるグランドスウェルが良いと言われますが、湖となればグランドスウェルが発生すること自体があり得ません。
湖は周りを陸地に囲まれたエリアなので、面積に限りがあるためです。
そのため、すぐに消えてなくなる風波のみとなるので、波を当てることは非常に難しくなります。
そんな条件を承知で、大きな期待もせずにアレックスはミネソタ州のスペリオル湖へと向かうことに。
そして出会うことになった波がバレルを伴うスペリオル湖としてはトップレベルのコンディションと言える「proper wave」だったとのこと。
ちなみに、サーフィンでは「proper」や「decent」という形容詞を使う事が結構あり、日本語では辞書を見ると一般的には「適切」、俗語として「素晴らしい」などと記されています。
少し意味が捉えずらいのですが、サーフスポットのポテンシャルが引き出されるサイズの波といった意味合いで、頭サイズ以上くらいのスウェルが入った時に使われる表現です。
真冬に寒波をもたらす爆弾低気圧が発生した時にサーフ可能となるスペリオル湖で、アレックスがどのような波を当てたのかチェックして見て下さい。