2014年のガブリエル・メディナに次ぎ、2015年にブラジリアンとして2人目のワールドチャンピオンに輝いたアドリアーノ・デ・スーザ「Adriano de Souza」(34歳)。
ブラジリアンストームの第一世代として知られたアドリアーノはコンテストシーンで活躍を続け、まだまだ現役として戦える実力がありながら、今季2021年シーズンでの引退を発表しました。
今回の動画は、レッドブルがリリースしたアドリアーノ・デ・スーザのコンテストシーンにおけるダイジェスト映像をお届けします。
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兄が30レアル(約600円)のサーフボードを買ってくれ、そのボードでサーフィンを始めたという有名なストーリーを持つアドリアーノ。
そんなアドリアーノがコンテストシーンで台頭したのは2003年のことで、当時16歳という最年少記録でワールドジュニアチャンピオンに輝きました。
それから2年後の2005年シーズンにQSチャンピオンに輝き、2006年シーズンからワールドツアーに参戦することに。
興味深い統計として、アドリアーノは2006~2010年までケリー・スレーターと9ヒート対戦し、全て敗退したそうです。
2011年からその流れを断ち切り、ベルズビーチでケリーを破った結果を皮切りに、ポルトガルではファイナルでケリーを破り優勝を果たしています。
アドリアーノのキャリアにおいて最大のハイライトはワールドタイトルを獲得した2015年シーズンで、パイプマスターズではミック・ファニングとガブリエル・メディナとタイトルレースを争うことに。
何としてでもパイプマスターズで結果を残そうと考えたアドリアーノは、ローカルのジェイミー・オブライエンの家に頼み込んで住ませてもらい、ジェイミーと一緒に海に入ったりとパイプをより深く学んだとか。
結果的にアドリアーノはブラジリアンとして初のパイプマスターズに輝くと同時にワールドタイトルも獲得しました。
興味深い点としてアドリアーノとジェイミーは世代近いものの古くからの仲間というわけではなく、昔コンテストで遭遇してジェイミーが話しかけてもアドリアーノは無視していたと言います。
その理由として、アドリアーノは若い頃に英語が喋れなかったからと言ってました(笑)。
ブラジリアンストームをトップで牽引してきたアドリアーノのストーリーをチェックして見て下さい。