プロサーファーの中で最もサーフィン界以外からの知名度が高いハワイアンのベサニー・ハミルトン「Bethany Hamilton」(31歳)。
13歳であった2003年のシャークアタックで片腕を失ったものの、そのハンデを乗り越えて今なおトップレベルのウイメンズサーファーとして君臨しているわけですから。
そんなベサニーがリップカールとの契約を更新することに。
今回の記事は、ベサニー・ハミルトンによるスポンサー契約更新に関するニュースをお届けします。
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9歳であった1999年以来、ベサニーのメインスポンサーを務めているリップカール。
すでに23年に及ぶ長きに渡るリレーションシップの更新であり、今回の契約年数は5年契約とのこと。
ベサニー本人によると声明は以下となります。
リップカールとこれほどまでに長い付き合いになるなんて、自分でもちょっと驚いてるわ。
数々の側面において、私の思考や発想なんかがリップカールと同じ方向性を向いていたんじゃないかなって思う。
サーフシーンにおける若手女性の環境への取り組みや海でのサポート体制とか、私はリップカールのアプローチが大好きで、私たちが共にフォーカスしているのがまさにその点なの。
今後数年かけて一緒に達成したいって思っている目標に向けて、私は全力で取り組んでいくわ。
現状において、私はサーフィンでの大きな目標設定はなくて、とにかくチャージするって事だけを考えてる。
サーフィン以外の目標だと、若い子たちが人生を存分に楽しみ、困難を乗り越え、目標達成におけるプロセスでの楽しみの見つけ方なんかを模索していくのが好きだわ。
今回の契約更新後の動きとして、まずはリップカールのYoutubeチャンネルにてベサニーによる「Masterclass」というコンテンツをローンチするとのこと。
同コンテンツは、女性が海の中と外の両方で、ベサニーがこれまでに培ってきた経験から学びを得られるプラットフォームになるそうです。
さて、ベサニーと言えば5年ほど前にフィジーで開催されたワールドツアーイベントで準決勝進出を果たしたりと、現役トッププロと同等に戦える実力を披露。
先日ウイメンズ部門が初めて加わったバックドアシュートアウトでは、最もチャージしたサーファーに送られるアワードのウイメンズ部門を受賞したほど。
また、現在はビラボンプロパイプにリプレイスメント出場し、キャロリン・マークスを破る快進撃を見せています。
女性サーファーはただでさえパドルパワーでメンズに劣ると言われる中、ベサニーは片腕パドルでパイプラインにチャージするのですから驚異的です。
しかも、現役プロのようにサーフィンを中心とした生活ではなく、子供3人を育てながらとスーパーウーマンという言葉がピッタリな存在ではないでしょうか。
まだまだ目を離すことができない今後のベサニーの活躍に注目ですね。