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Photo: WSL / Heff

現地時間2022年2月6日(ハワイ)、ハワイのオアフ島パイプラインを会場としたCT初戦「Billabong Pro Pipeline」が終了。

イベント6日目となった本日は、昨日のメンズに続いてウイメンズのイベント最終日となりました。

優勝はワイルドカード出場ながらも、イベントを大きくかき乱すと予想されていたパイプチャージャーのモアナ・ジョーンズ・ウォン(ジョーンズが旧姓でウォンは結婚後の名字)。

今回の記事は、ビラボンプロパイプのイベントレポート、動画、最新CTランキングといったニュースをお届けします。


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イベントレポート

これまではサイズが小さいタイミングでイベントをオンにしてきたものの、ようやくサイズがあるコンディションで開催となったウイメンズのイベント最終日。

ただし、安全面のためにジェットスキーアシストを徹底したりとメンズとは扱いが大きく異なるので、海外メディアでは「どこが男女平等?」との声も見られます。

昨日のケリーは10フィートボムを何発も喰らいながらパドルバックしたりとサバイバルモードだったので、サイズダウンとした本日、ジェットスキーアシストはちょっとと言う声も理解できます。

さて、これまでに何度か言ってますが、ウイメンズのバレルに関しては基本的にハイスコアが付くのはフロントサイドなので、バックドアとパイプのどちらの波が良いのかにも大きく勝負は左右されます。

そして本日はパイプの方が良く、となると唯一のグーフィーフッターであったモアナにとって有利で、圧倒的な結果を残すことに。

セミファイナルでタイラー・ライトと対戦したモアナは、7.67と6.33をマークしてトータルスコア14.00で勝利。

一方のタイラーは、フロントとなるバックドアで同ヒートのシングルハイエストスコア8.83をマークしたものの、バックアップスコアを揃えられずに敗退。

続くセミファイナルのヒート2では、カリッサ・ムーアとレイキー・ピーターソンが対戦し、カリッサがトータル7.84というロースコアながら勝ち上がることに。

ちなみに、セミファイナルでカリッサが乗った波数は3本で、全てバックサイドとなるパイプでした。

モアナとカリッサのファイナルもまたパイプメインのコンディションとなり、モアナはファイナルで本日のトータルハイエストスコアとなる14.34をマーク。

一方のカリッサはトータルスコア3.73と厳しい結果となり、モアナが12月に開催されたQSイベントに続いてパイプイベントで2連勝を果たす事となりました。

モアナのコメントは以下の通り。

信じられないし、正直言って何がどうなっているのか良く分からないわ。

私の人生で最高の瞬間だけど、こんな結果を残せるなんて夢にも思ってなかった。

さて、歴史に刻まれるウイメンズのパイプイベント初開催にして、優勝がワイルカード出場のローカルサーファーとはドラマティックな展開だったと言えますね。

メンズで言えば、かつてワイルドカード出場で本戦優勝は、ジョニー・ボーイ・ゴメス、ブルース・アイアンズ、ジェイミー・オブライエンの3名のみなので、新たにモアナが名を連ねた結果です。

ウイメンズのワイルドカード出場でのCTイベント優勝は近年では全く思い当たる節がなく、少し調べてみるとおそらく2010年ワールドカップでのタイラー・ライト以来でしょう。

今回の優勝を受け、モアナは次戦となるサンセットビーチ開催のCTイベントもワイルドカード出場することが決まりました。

本日の結果

ハイライト動画

ポストショー

最新CTランキング

ビラボンプロパイプは2022年シーズンCT初戦ということで、今イベントの結果がそのままCTランキングとなります。

まとめ

次なるCTイベントは、昨年はキャンセルとなってしまったオアフ島ノースショアのサンセットビーチを舞台にしたCT第2戦「Hurley Pro Sunset Beach」。

ウェイティングピリオドは、ちょうどケリー・スレーターの誕生日である2月11日からスタートし23日までとなっています。

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メンズサイト「Billabong Pro Pipeline

ウイメンズサイト「Billabong Pro Pipeline

2022年ビラボンプロパイプの過去記事