2022年2月10日(ポルトガル)、ナザレにてトウインによるビッグウェイブイベント「TUDOR Nazaré Tow Surfing Challenge Presented by Jogos Santa Casa 」が開催。
40~50フィートというコンディションで開催となった同イベントは、個人部門ではメンズがルーカス”チャンボ”チアンカ、ウイメンズはマヤ・ガベイラの優勝で幕を閉じました。
今回の記事は、ナザレチャレンジのレポートや動画などといったイベント情報に関するニュースをお届けします。
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ナザレチャレンジのイベントレポート
2021/2022年シーズンのナザレチャレンジは、2021年12月に開催されたもので終了と思っていた方が大半だったと思うので、意外だったグリーンアラートのニュース。
実はこの件については今なおWSLが詳細について発表していないので、はっきりした点については不明。
スタブ誌なんかは、12月のイベントは2020/2021年シーズンのレイトイベントで、今回が2021/2022年シーズンのイベントだったのではないかと予測しています。
Men's Best Performance
さて、謎な点はあったものの、開催となったナザレチャレンジでは優勝候補の一人であったカイ・レニーの参戦見送りとあり、メンズの優勝は12月に引き続いてチャンボこと、ルーカス・チアンカとなりました。
チャンボのコメントは以下となります。
めちゃくちゃストークしてるし、ナザレとは特別な繋がりがあると思ってる。
常に求めている波は同じで、その波に乗れるってことは完璧にマッチしてるって言えるでしょ。
Women's Best Performance
ウイメンズ部門は、12月にトップに立ったのはジャスティン・デュポンでしたが、今イベントのジャスティンはファーストウェイブで負傷して棄権することに。
そこで火花を飛ばすことになったのは、残り2名のウイメンズであるマヤ・ガベイラとミシェル・デ・ブイヨンズ。
ミシェルが素晴らしいライディングでリーダーボードではマヤを上回っていたものの、マヤはラストヒートで逆転を果たして優勝することに。
ローラーコースターに乗っているみたいにハードな一日だったわ。
ファーストヒートの始まりで思いっきり巻かれて、二酸化炭素カートリッジを使い切って嫌な予感がしたし。
それでもサーフし続けたけど、ちょっとストレスに気持ちが押しつぶされそうだった。
ジャスティンの怪我を私のヒート前に目にしたし、他にもアントニオやジェイミーとか、今日は嫌な雰囲気が漂ってたわ。
ドライバーを務めてくれたピエールには感謝で、ピエールのおかげで上手く落ち着くことができたと思ってる。
プロとして初めての優勝で、それが私が人生の大半を捧げてきたナザレだなんて。
Best Team Performance
チーム戦での優勝となったのは、チャンボとニック・ヴォン・ラップ。
ニックと言えば、12月には最もコミットしたサーファーに選ばれたスクービーのトウインパートナーでした。
それだけジェットスキーのドライブ、サーファーをどこに導くのがベストなのかを分かっているニックなので、納得の結果ではないでしょうか。
ニックのコメントは以下となります。
チャンボとチームを組めて最高だった。最高にポジティブでエネルギーに溢れてるからね。
サーファーとして素晴らしいのはもちろんのこと、思いやりがあり知識を共有してくれるからナザレでの最高のパートナー。
僕らは山ほど波に乗り、チャンボは僕に歓声を上げてくれたし、チャンボも良い波をいっぱい乗ってたからストークしてるよ!
Jogos Santa Casa Most Committed Award
最もコミットしたサーファーに送られる「Jogos Santa Casa Most Committed Award」を受賞したのはジェイミー・ミッチェル。
受賞理由としては、まずは全ての波でパーフェクトなスポットに身を置くコミットメントとアスリート魂。
もう一つは波を読んだり異なるマニューバを組み合わせるといった能力が、他のサーファーとは異なる視点であった点だそうです。
イベント結果
イベントハイライト動画
まとめ
12月のイベントでは、メンズの優勝とコミットアワードをチャンボとスクービーのブラジリアンコンビが制覇。
そして今回はメンズとウイメンズの優勝が、チャンボとマヤというブラジリアンコンビという事で、ブラジリアンの強さは相変わらずですね。
今季のWSLビッグウェイブイベントは、残すはマウイ島ジョーズのみのはずなので(今回のようなイレギュラーが無い限り)、開催されることを楽しみにしたい所です。
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公式サイト「Nazaré Tow Surfing Challenge」