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世界的に見てサーファー天国であり観光エリアとしても人気が高いインドネシアのバリ島。

国際観光業が盛んなエリアとあり、新型コロナの影響が大きかったエリアの一つであることから、インドネシア政府がいち早くバリ島観光再開に向け動きました。

その大きな動きとはVOA(Visa on Arrival)の再開と隔離撤廃。

今回の記事は、3月7日から試験的にスタートとなったバリ島からの入国における規制緩和のニュースをお届けします。


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これまでのインドネシアの入国制限

3月7日以前のインドネシアは、昨年末に問題となったオミクロン株による入国規制の厳格化も緩み、入国後の隔離日数も緩和されていました。

入国後の隔離日数は、3回のワクチン接種(ブースター接種)で3×24時間、2回のワクチン接種で5×24時間といった感じです。

ただし、観光ビザ発給が再開されていなかったので、諸手を挙げて観光客ウェルカムなのかといったら微妙な所でした。

ちなみに、2020年夏から続々とインドネシア入りしたアメリカ人プロサーファーたちは、商談目的という建前での訪問ビザ取得が多かったようです。

メンタワイを訪れたコロヘ・アンディーノなどは現地サーフリゾートの視察という名目だったらしいですし、ケリー・スレーターはバリ島でビジネスを始めるとの噂が立っていましたし…。

バリ島からの入国のみ観光ビザ発給再開

今回のビッグニュースは、これまで停止していた観光ビザのVOA(Visa on Arrival)が、日本を含む対象国からバリ島入りでの入国の場合に限り3月7日から再開したという内容。

VOAとは30日以内の滞在であれば自ら手続きすることなく、入国時に自動的に付与される観光ビザ。

ただし、コロナ禍以前はVOAは無料で付与されていたのですが、今回はVOA発行料金が50万ルピア(約4,000円)とのこと。

以前にもVOAは有料化されていた事があったものの(当時は35ドル)、日本人は2015年から無料になっていました。

バリ島入りならば隔離も無しへ

VOA再開に続き、観光客として現実的に旅しようと思える内容となるのが隔離なしというニュース。

インドネシア全土が対象ではなく、あくまでもバリ島からの入国に限った話であり、対象者は3回ワクチン接種済みの方のみとなります。

こちらは出発前と入国後のPCR検査が必要となり、さらには滞在ホテルの最低4日分の事前支払いが必要とのこと。

バリ島でのホテル滞在4日間と言うのは、バリ島以外からのインドネシア入国時のブースター接種者の隔離3×24時間と同じ期間となります(入国日は隔離日数に含まれないため)。

つまり、バリ島内での隔離はないけど、バリ島というバブル内での隔離で他の島へは移動させない施策なのだと思います。

目的地がバリ島である人には一切の問題はなく、バリ島以外に移動したい方にはバリ島からの入国で隔離を避けても、結局、インドネシア国内を移動可能になるのは3×24時間が必要になるようです。

バリ島からの入国を可能にするフライトは

今回のニュースのメリットを享受するには、バリ島からインドネシアへ入国するフライトへの搭乗が必須となります。

日本からバリ島への直行便はガルーダインドネシア航空が飛ばしていましたが、現時点における3月の運航便は3月10日の成田発~デンパサール着のみで、後は全て運休となっています。

その他にバリ島行きのフライトを調べると、シンガポール航空によるシンガポール経由くらいしかないので、まだまだ選択肢は狭いのが現状です。

まとめ

今回の試みが上手く行けば、バリ島以外のジャカルタなどの空港からの入国の制限緩和にも繋がってくると思います。

また、規制が緩和されれば運航便は増えるはずなので、全てが上手く行くことを願うばかりです。