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Photo: WSL / KIRSTIN SCHOLTZ

CTサーファーから絶大な人気を誇るイベント会場の一つとなっているオーストラリアの西オーストラリア州。

ワイルドウエストと呼ばれる自然豊かなエリアであることから、バラエティ豊かなサーフスポットが揃っているためです。

その西オーストラリア州マーガレットリバーを舞台にしたCTイベント「マーガレットリバープロ(通称:マーギーズプロ)」が、最低でも2024年までCTイベントを開催することが発表されました。

今回の記事は、WSLと西オーストラリア州政府との合意内容に関するニュースをお届けします。


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2017年にはCTイベントから除外される恐れがあったマーギーズプロ。

構図としては、西オーストラリア州政府とCTサーファーは存続を望み、WSLが二の足を踏んでいたのです。

諸々の事情はあったもののマーギーズプロは存続したのですが、WSLがあまり乗り気でなかったことを考えると、いつ除外となっても不思議ではないと思っていました。

そのため、少し意外であった今回の契約更新に関するニュース。

具体的なニュース内容としては、すでに2021年のマーギーズプロの開催は決定しているので、2012年から3年間の契約更新となります。

今回の決定について、2019年にマーギーズプロで優勝したディフェンディングチャンピオンのジョンジョン・フローレンスとレイキー・ピーターソンがコメントを寄せています。

*ジョンジョン・フローレンス

タイトルレースの一環としてマーガレットリバーでイベントが開催されることが大好きなんだ。

西オーストラリアはCTイベントがある無しにかかわらず、全般的に旅をするには最高な場所。

僕もイベントのために訪れてサーフィンするのが大好きだし、その上コンテストもあるなんて本当にスペシャルなこと。

世界有数の波がブレイクしていて好きな波質を選びたい放題だし、楽しみは豊富だから、世界の中でもお気に入りな場所の一つだよ。

*レイキー・ピーターソン

2024年までCTイベント会場として契約が更新されたと聞けて嬉しかったわ。

私にとってマーガレットリバーのイベントはとても重要なの。ユニークな波、ユニークなロケーションだから。

昨年のマーガレットリバープロでの優勝は、私のサーフィンキャリアにおいてとても素晴らしい瞬間だったわ。

簡単に乗りこなせる波じゃないからこそ、あの地での優勝は大いなる自信に繋がったし。

ギャラリーにとっても見応えのある波で開催となるマーギーズプロなので嬉しいニュースなのですが、一つだけ懸念事項があります。

それはイベント日程なのですが、2021年シーズンのイベント開催予定は4月。

実は4月と言う時期は、マーガレットリバー周辺にサメの獲物となる魚が集まるため、自然とサメの出没確率が高まります。

2018年のマーギーズプロでは、周辺で2件のシャークアタックが発生して、イベント会場を移転したこともありますし。

その経験を経て、2019年のマーギーズプロは5月終わりにイベント期間を変更して開催されました。

なのですが、ワールドツアー改革の日程の都合からか、再び4月にイベント期間が戻ってしまっているマーギーズプロ。

サメが最も集まる時期のイベント開催ということで、何事もなければ良いのですが一抹の不安が残ります。

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公式サイト「WSL