現時点において世界最大サイズの波がブレイクするポルトガルのナザレ。
ビッグウェイブシーンにおけるギネス世界記録がマークされているのがナザレで、トウインでの記録はメンズもウイメンズもナザレが最高峰。
そして新たにメンズのギネス世界記録が塗り替えられることに。
今回の記事は、ドイツのセバスチャン・ステッドナー「Sebastian Steudtner」(37歳)がギネス世界記録を更新したニュースをお届けします。
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セバスチャン以前にメンズのビッグウェイブのギネス世界記録ホルダーであったのは、ブラジリアンのロドリゴ・コシャ。
ロドリゴの記録は80フィートで、記録樹立となる波に乗ったのは2017年11月8日のことで、場所はもちろんナザレ。
そして今回のセバスチャンが記録更新となった波のサイズは86フィートで、実際に波に乗ったのは2020年10月29日のこと。
ビッグウェイブのギネス記録は測定にある程度の時間を要するのですが、ここまで時間が経過しての発表は意外でした。
以前であれば、北半球のウインターシーズンが3月に終わると、5月辺りのビッグウェイブアワード開催時にシーズン中にギネス記録が更新されたのかどうかも一緒に発表されていたためです。
なにはともあれ、セバスチャン本人によるコメントは以下となります。
新たに可能な領域を明確にしたね。この波は正式にギネス世界記録に認定されたんだ。
今回の偉業とチーム全体のパフォーマンスを非常に誇りに感じているよ。
幼い頃からサーファーになる事を夢見ていて、その気持ちにずっと忠実にいた。
僕の挑戦と新たなギネス世界記録が、夢を追いかけるみんなにとってインスピレーションになればって願ってる。
さて、今回の記録更新は86フィートということで、まだ大台となる100フィート越えには達していません。
幾度となく100フィート越えと噂されるライディングはこれまでにあったもののなかなか達成には至りませんが、いつの日か実現することを楽しみにしたい所です。
*ギネス世界記録の波
*ギネス世界記録の授賞式