現地時間2022年6月27日(ブラジル)、CT(チャンピオンシップツアー)第8戦となる「Oi Rio Pro」が開催。
リオデジャネイロ州サクアレマを舞台にしたイベントです。
イベント3日目の本日は、メンズのラウンド3~クオーターファイナルまで終了となりました。
今回の記事は、オイリオプロのイベントレポート、本日の結果、ハイライト動画、今後の波予報といったイベント情報に関するニュースをお届けします。
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イベントレポート
28日のイベント最終日に合わせ、メンズラウンドのみ駆け足で終了させることになった本日。
波のコンディションはジャンクなビーチブレイク開催で、先日のニアスでのコンディションがあまりにも良かったのでSNSでは「QSイベントの方が波が良い」とのジョークも飛び交うほど。
さて、ラウンド3ヒート1は現トップ5に入っているジャック・ロビンソンとワイルドカードのマテウス・ハーディのマッチアップ。
個人的にこの二人は、スーパーグロムとして幼い頃から注目を浴び、正統派なサーファーとして育ったと言う点でいずれも優等生タイプで似たようなイメージがあります。
そんな二人の対戦は、両者ともにミディアムスコア1本のみのロースコアヒートの展開となり、終盤でマテウスがバックアップスコアをマークしてリードを広げることに。
ジャックが逆転に必要なスコアは7.07で、ヒート残り10秒ほどで乗った波で逆転となってもおかしくないパフォーマンスでしたが、コールされたスコアは7.00で逆転ならずに敗退。
ジャック以外のトップ5でラウンド3に残っていたのは、フィリペ・トレドとイタロ・フェレイラの2名のみ。
ラウンド3でのフィリペとイタロは対戦相手に大幅なスコア差を付け、難なくとラウンドアップしています。
ちなみに、フィリペはラウンド3での勝利を受け、早くも正式にWSLファイナル進出が確定となりました。
今後の全てのヒートで敗退しても、確実にトップ5に入れる計算ということなので、以下に圧倒的にリードしているのかが分かります。
WSLファイナル進出を決めたフィリペのコメントは以下となります。
家族の元を離れ、色々な犠牲を払いながらハードワークに取り組んできた結果だけにこれ以上嬉しいことはないね。
WSLファイナル進出は僕らにとって目標の第一歩だから、ここブラジルで嬉しいニュースを聞けて最高だよ。
僕は妻や子供がCTイベントに居合わせる機会が滅多にないから、家族と一緒のタイミングでファイナル5のニュースを知れたことは意義深いね。
クオーターファイナルに進むとクオーターファイナリストは計8名で、その内ブラジリアンが6名という独占状態はワールドツアー史に新たに刻まれる記録だそうです。
そしてクオーターファイナルではブラジリアンの活躍が目立ち、まず興味深かったのはイタロ・フェレイラとミゲル・プポのヒート2。
同ヒートの終盤戦はミゲルが大幅にリードしていて、イタロが逆転に必要なスコアは8.17というエクセレントレンジ。
そしてヒート残り4分ほどというタイミングにして、イタロが波に乗るとまずはバックサイドのフルローテーションをメイク。
その後は、2発のターンを入れるコンビネーションでライディングを締めくくり、ジャッジが下した判断は8.17。
この段階で、イタロとミゲルのトータルスコアはタイ(同点)となり、シングルスコアで勝ったイタロが勝ち上がる結果となりました。
クオーターに勝ち上がっていたブラジリアン以外のサーファーは、カラム・ロブソンとコナー・オレアリーのオージーコンビ。
でしたが、コナーはフィリペ、カラムはヤゴ・ドラに敗れ、ブラジリアン以外のサーファーはクオーターファイナルで全員姿を消すことに。
つまり、メンズのセミファイナリストはブラジリアンのみとなり、これもCTの歴史において初となる記録とのこと。
本日の結果
今後のヒート表
ハイライト動画
波予報
28日がイベント最終日の予定となっていて、スウェルはサイズダウンしてフェイスで5~7フィート、そして午前中はクリーンコンディションの予報となっています。
まとめ
日本とリオデジャネイロ州の時差は12時間で、日本の方が12時間進んでいます。
現地時間の6月28日のファーストコールは午前7時15分の予定となっていて、日本時間では6月28日午後7時15分となります。
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イベントサイト「OI Rio Pro」