Photo: WSL / LAURENT MASUREL

日本とオーストラリアのハーフであり現CT(チャンピオンシップツアー)サーファーのコナー・オレアリー「Connor O'Leary」(29歳)。

そんなコナーがオーストラリア代表から日本代表に切り替え、パリ五輪出場権を目指すと報じられたのが7月後半のこと。

そしてWSL(ワールドサーフリーグ)とISA(国際サーフィン連盟)にも日本代表として承認されたと発表しました。

今回の記事は、コナー・オレアリーの国籍表記の変更に関するニュースをお届けします。


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アスリートのキャリアにおいて「オリンピアン」の肩書は大きいので、オリンピック出場の可能性を考えて国籍表記の変更は決して珍しいものではありません。

CTサーファーで言えば以下の例があります。

*五十嵐カノア:アメリカ→日本
*タティアナ・ウェストン・ウェブ:ハワイ→ブラジル
*ブリッサ・ヘネシー:ハワイ→コスタリカ

CTサーファー以外では、記憶に残っているサーファーは以下の通り。

*エイトン・オズボーン
*ジェシー・メンデス
*フランキー・ハラー
*エリン・ブルックス

そして今回のコナーもまた、来年から日本代表しての活動が認められたと自身のSNSで発表しました。

本日、私は正式に日本への移籍をWSLワールサーフリーグへ申し出ました。

昨日は、日本サイドからの2024年パリオリンピックを日本選手として目指せることを発表出来てとても嬉しく思います。

2022年10月頃から、かなり考え抜き、大きな決断をしましたが、国家移転の色々なプロセスにおいて, 思っていた以上に長い時間がかかってしまいました。

僕が育った国は外国ですが大好きな日本を選択した僕の意思を理解して頂けたら嬉しいです。

ワクワク☺️ドキドキ💓前進あるのみ‼️これから何が起こるか楽しみです✌🏽❤️🇯🇵

コナーが日本代表への移籍申請を行ったと日本サーフィン連盟が発表したのは7月6日のこと。

タイミング的にはブラジルでのCTイベント終了後のことで、ブラジル前のコナーのCTランクは10位でオージーCTサーファーとしては3番手だったのでオーストラリア代表としてオリンピック出場権を獲得する可能性が十分にありました。

でしたが、ブラジルイベントで早期敗退に終わり、オージー2番手だったジャック・ロビンソンに差を広げられた後の移籍申請発表でした。

ちなみにですが、コナーがもしも今年2023年から日本代表としてCTに臨んでいたら、CTランクからオリンピック出場権を獲得できていたのが悔やまれるところ。

さて、通常のオリンピック枠の上限は2枠ですが、日本は五十嵐カノアが2022年ISAイベントで優勝したことで1枠増えて3枠となり、現在はすでに2枠が確定。

となると、コナーが出場権を得るには2024年ISAイベントですでにパリ五輪出場が確定しているカノアと稲葉玲王を除く日本代表の中で最上位となり、なおかつイベント結果でトップ5に入ることが条件。

CTサーファーと言う事で実力的には間違いなくトップレベルのコナーですが、勝負は水物で特にサーフィンは波運などにも大きく左右されます。

2024年ISAイベントでコナーがどのような活躍を見せるのか注目が集まります。

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