blank
Photo by Brent Bielmann/World Surf League

現地時間2024年2月6日(ハワイ)、オアフ島ノースショアのパイプラインが会場のCT(チャンピオンシップツアー)イベント初戦「Lexus Pipe Pro」が開催。

イベント2日目となった本日は、メンズラウンドのみオーバーラッピングヒート(2ヒートを時間差で同時進行)の駆け足でラウンド3~4まで終了させることになりました。

今回の記事は、2024年パイププロのイベントレポート、ヒート結果、ハイライト動画、今後の波予報と言ったイベント情報をお届けします。


スポンサーリンク


イベントレポート

公式サイトによる波のサイズは3~5フィートで、スウェルが西から北寄りに移動してバックドア向きの波が増えた本日。

そんなコンディションの中、本日のトータルハイエストスコアとなる17.34をマークしたのはラウンド3でのジョンジョン・フローレンス。

ハイスコアを1本スコアしても、バックアップスコアを揃えられないサーファーが多い中、エクセレントレンジとなる9.17と8.17を2本揃えたジョンジョンのパイプでの波を見抜く能力は流石といったところ。

だからこそ、安定してパイプイベントでは結果を残していると言えますね。

シングルハイエストスコアの9.33をマークしたのはカラム・ロブソン。

あまり安定した結果を残すイメージは無いものの、時おり信じられないような爆発力でインパクトを残すイメージが強いですね。

南アフリカのマシュー・マギリヴリーとカラムは、まさにダークホースといった印象が強いCTサーファーではないでしょうか。

個人的に印象深かったのは、ラウンド3でのイタロ・フェレイラによるバックドアバレル。

野生児らしいイタロのアニマルスタイルといった感じで強烈で、コールされたスコアは8.87。

ですが、バックアップスコアを揃えることができずジョーディ・スミスに敗退という結果に終わりました。

イタロ以外でのビッグネームの早期敗退で言えば、ガブリエル・メディナがルーキーのクロスビー・コラピントに敗退。

ただ、クロスビーに関しては経験の浅いルーキーと言うよりパイプ経験も十分にあるでしょうし、サーフスタイルもしっかりと確立しているので、大番狂わせとまで思わなかった方が多いかもしれません。

11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーターはラウンド3のヒート1で、イーサン・ユーイングに敗退することに。

いつものケリーならメイクしても不思議ではないようなバレルで潰されまくりとなり、らしさを見せることなく早期敗退となりました。

ただし、乗った本数を見ると10本も乗っているので、とても51歳とは思えない強靭な体力には驚かされます。

イベント初日で沸かせてくれた若手ローカルワイルドカードのジャクソン・バンチとシオン・クローフォードは、残念ながらラウンド3で敗退となっています。

本日の結果

ハイライト動画

波予報

波予報はイベント期間前半からは大幅に変更し、現時点においてベストコンディションになると見られているのは最終日にあたる2月9~10日。

9日の午前は4~6フィート止まりですが、午後になるとサイズアップして6~10フィートとなりオフショアでクリーンコンディションになる見込み。

10日は午前が6~10フィート、午後が6~8フィートでこの日もオフショアのクリーンコンディション。

と言うことで、予報通りならば9日にウイメンズのラウンド1~3まで進行して、10日にイベント最終日にすることでしょう。

なのですが、7~8日も決して悪いコンディション予報と言うわけではないので、7~8日のコンディションの良い時間帯にウイメンズをオンにする可能性が十分にあると考えています。

まとめ

日本とハワイの時差は19時間で、日本が19時間進んでいます。

明日のファーストコールとなる現地時間の2月7日午前7時45分は、日本時間では2月8日午前2時45分となります。

-----

公式サイト「Lexus Pipe Pro

2024年ビラボンプロパイプの過去記事