ここ15年ほどで大きく変化してきたサーフシーン。
サーフィンがスポーツとして成長するに伴いサーファーがアスリート化するようになり、求められるスキルが高くなってきています。
コンテストシーンにおいてはもちろんのこと、ビッグウェイブサーフシーンでも同様です。
今回の動画は、カイ・レニーが開発に携わっていると言う新たなコンセプトのビッグウェイブガン紹介映像をお届けします。
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一般サーファーにはほぼ馴染みがないと言えるサーフボードデザインとなる「ガン」。
パドルインでビッグウェイブに乗るために作られた長くて細いピンテールで、直進性を重視したモデルです。
このガンと言うモデルは、カイによると昔からあまり変化がないようで、さらなるパフォーマンスレベルの向上を目指して改良に取り組んだとか。
具体的には、従来のガンはノーズとテールを薄くしてミッドセクションにボリュームを持たせていたそうですが、ボリュームの配置をノーズに移動させたそうです。
そうすることで、パドルが早くなるにもかかわらず、テイクオフ後のマニューバビリティを低下させることもないと言います。
さらには、空力的にも流体力学的にも理にかなったデザインになっているとのこと。
さて、サーフィンを含めエクストリームスポーツの世界においては「push the limit」と言う表現が良く使われます。
サーフィンで限界を超えるには、まずサーファーのスキルはもちろんのこと、サーフボードと言う道具の力も大いに影響を与えます。
そこで今まで当たり前と思っていたものにメスを入れて進化を目指すのは簡単に聞こえますが難しい事であり、だからこそ興味深く感じます。