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Photo: WSL / Matt Dunbar

現地時間8月1日(タヒチ)、チョープーで開催されている2024年パリ五輪のクオーターファイナルで敗退となった5×ワールドチャンピオンのカリッサ・ムーア「Carissa Moore」(31歳)。

カリッサは今シーズン頭にワールドツアーの引退も発表し、今回のオリンピックをもって完全にコンテストサーフィンから引退となります。

そして昨日の敗戦後にファンに向けたコメントをSNSで発表することに。

今回の記事は、コンテストサーファーとしてはラストとなるカリッサ・ムーアによる引退コメントに関するニュースをお届けします。


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サーフィンがオリンピックデビューした東京五輪では初代金メダリストとなり、コンテストサーフィン有終の美をチョープーでの再度の金メダルを狙って参戦したカリッサ。

しかし、残念ながらコンディションに恵まれず、チョープーらしいレフトスラブがほとんどブレイクしない中で敗退に終わったカリッサ。

これでカリッサのコンテストライフはひと段落付いたと言うことで、SNSにてメッセージを投稿しました。

チャンスを掴んだし、ツアーを離れた。

ここまでの過程を振り返ると、1年の何カ月もに渡ってベストを尽くそうとトライしてきた。

それでも夢に届かなかった時の気持ちは悔しくてしょうがない。

でも同時に、その過程は楽しくなかったのか?

私には他の道は無かったし、振り返ってみて中途半端な取り組みだったら、今以上に落胆してただろう。

私は全力を尽くしたし、勝敗に関わらず私のヒートを見てくれた人に勇気を与えられたらって願ってるわ。

失敗を恐れずにチャージして。

これまでの過程はとても楽しかったし、人として海の中でも外でも大きく成長したと感じるし、自分のバックサイドバレルを本当に誇らしく思ってる。

オリンピックに向けてのトレーニングで、これまで乗れるなんて思った事もない波に乗る事もできたんだし。

イベント最終日に残れず、東京五輪の時のように自分のホームや家族を代表することができなくなったのは残念だけど感謝の気持ちでいっぱい。

私のキャリアを締めくくる上で、これ以上の場所はないんだし。

今後については、ひとまずゆっくりしようと思ってる。

今年頭にツアー引退を発表したけど、ここまではゆっくりする時間はなかったから。

私のこれまでの人生自体がゆっくりする暇なんてなかったし、その事については自分の全てを捧げてこれたって事だから誇りに思っているの。

最後に、今回のオリンピックだけじゃなく私の人生をサポートしてきてくれた全ての人に感謝の気持ちを表したいと思ってます。

コミュニティがあるってことは素晴らしい事だし、本当にありがとう。

まだまだトップレベルにいながらにしてコンテスト引退と言う道を選んだカリッサ。

31歳と言う若さも考えると可能性は無限大なので、今後の活動も楽しみにしたいですね。