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Photo: WSL / LAURENT MASUREL

サーフィンのワールドツアーを運営するWSL(ワールドサーフリーグ)のスタッフやエリック・ローガンCEOが新型コロナに感染したと言うニュース。

このニュースを受け、メンズのワールドツアー初戦となるパイプマスターズはイベント期間ではあるものの一時中断を余儀なくされています。

WSLから現時点においては今後の展開に関する報告はないのですが、スタブ誌が内部情報をすっぱ抜いて公開しました。

今回の記事は、WSLの今後の動向予定をスタブ誌の発表内容や現役CTサーファーのSNS投稿からお届けします。


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メンズCTイベントの一時中断に加え、ウイメンズCTイベントはイベント最終日開催予定の15分前にローカルサーファーがシャークアタックに遭って命を落としたため延期となっています。

ウイメンズイベントの残りヒートについては、プレスリリースにてハワイの別会場で開催予定と発表されていました。

ですが、ハワイイベントは日程調整すら容易くなく、以前にWSLがパイプマスターズの日程を1月にずらそうとホノルル市と話し合ったものの、WSLの提案は退けられました。

そのため、ウイメンズイベントをハワイで開催するため、直前になって会場を抑えること自体、現実的とは言えないのですが、その解決策についてもスタブ誌が発表した内容ではカバーされていました。

ここからは、スタブ誌が公開したWSLが選手などへ通達した内部情報を以下にて箇条書きします。

・濃厚接触者のグループはPCR検査を受けているものの陽性反応はなし

・パイプマスターズの再開およびマウイプロの残りヒートをパイプラインで開催することに自信あり

・現在ハワイ州と連携し、数日内にはイベント再開可能かどうかの判断を得られる予定

・イベント再開予定は次なるスウェルが入る12月17日または18日

今回の内部情報ですが、当サイトではスタブ誌のみの情報であれば記事として紹介はしませんが、五十嵐カノアのツイートが後押しとなり紹介することにしました。

カノアのツイートは以下となります。

現役CTサーファーのツイートであり、スタブ誌が得た内部情報と同じなので信憑性が高いと思いました。

さて、実際にWSLの思惑通りに事が運ぶのかどうかはハワイ州の判断に委ねられています。

WSLが新型コロナ陽性者が出たのでイベントを一時中断すると発表したのは12月11日金曜日のこと。

WSLはこれまでに濃厚接触者から陽性反応が出ていないと内部情報で発表していますが、世界的には新型コロナの感染から発症までの潜伏期間を最長14日間と定め、自主隔離の期間を2週間としています。

組織内における複数人から陽性反応が出た11日から約1週間後のイベント再開が、果たして認められるのかどうかが最大の焦点と言えます。

イベント中断も一般的な2週間という期間となれば、おそらく今季のパイプマスターズとマウイプロはキャンセルと言う形になる恐れもあります。

現在のウェイティングピリオドを考えれば、遅くとも現地時間18日(日本時間の19日)にはイベント再開に至らなければ、パイプマスターズとマウイプロの両方とも終えることは難しくなるでしょう。

どのような展開を迎えることになるのか、引き続き進捗情報をお届けしていきます。