現地時間2024年8月27日(インドネシア)、バリ島のパダンパダンを会場としたビッグバレルイベント「Rip Curl Cup Padang Padang」が終了しました。
1日限定イベントながらも今年は2日に分けて開催と少し変則的となり、結果としてはメンズがノア・ディーン、ウイメンズがモアナ・ジョーンズ・ウォンの優勝で幕を閉じました。
今回の記事は、2024年リップカールカップ@パダンパダンの結果や動画といったイベント情報のニュースをお届けします。
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19日にメンズのラウンド1のみ開催後、約1週間を経て開催となった27日のイベント最終日。
今回の開催の流れは非常にリスキーで、リップカールカップ@パダンパダンは期待通りのコンディションにならなければイベントの開催を見送るほど開催ルールを徹底しています。
なのですが、ラウンド1のみ開催していれば残りラウンドも開催しないわけにはいかず、今年は悪い方に転がりあまりコンディションが良くない中でのイベント最終日開催となりました。
もう一つのリスキーな点として、イベントが連日開催でなく1週間空いたと言うことで、下手をすれば初日出場したサーファーで最終日には出れないサーファーも出る恐れがありました。
幸いにして、逆にエリン・ブルックスが出場できたりといったアドバンテージはあったのですが、何ともヒヤヒヤな展開で終了に至る事となりました。
メンズ部門を制したノアのコメントは以下の通り。
優勝するなんて思ってもいなかったよ。
僕が出場したのは、ヒーローのメイソン・ホーと一緒にサーフしたり、純粋に楽しもうって思いだけだったから。
結果的に優勝できて、気分は最高だね。
初開催となったウイメンズ部門を制したモアナのコメントは以下の通り。
この優勝は格別だわ。
コンディションは難しかったけど、それだけに満足感に満たされてるの。
海がどんなスウェルを届けてくれるのかは分からないけど、それが魅力でもあるわ。
素晴らしい女性たちとサーフして、トップに立つ事ができてこれ以上のことはないし、パダンパダンは魅力的な場所ね。
さて、27日はパダンパダンにしてバレルにならない波も多かったので、テクニックだけでなく波選びのスキルも求められる難しいコンディションとなりました。
そんな中で最も印象的だったのが「パイプラインの女王」と呼ばれるモアナで、ビッグバレルのスキルの高さと安定感がずば抜けていました。
ちなみに、パダンパダンはプロのライディングを見るといとも簡単にバレルをメイクしているものの、実際には非常に難しいです。
ウイメンズのローカルトライアルでは、誰もバレルをメイクできなかったとの事ですし。
だからこそ、モアナのような存在は貴重であり、モアナが今後もビッグバレルシーンを牽引していくことでしょう。
来年の開催も楽しみにしたいところです。
*イベントハイライト動画
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