クラウドファンディングによる開催としては初のプロコンテストとなったWQSイベント

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左からサーフェストの過去優勝者であるフィリッパ・アンダーソン、サリー・フィッツギボンズ Photo: Grant Sproule

左からサーフェストの過去優勝者であるフィリッパ・アンダーソン、サリー・フィッツギボンズ Photo: Grant Sproule

近年では広く知られているクラウドファンディング。サーフィンの世界では、斬新なサーフグッズ、サーフフィルム製作、サーファーの遠征費など、様々な資金集めの場として知られています。

そのクラウドファンディングを活用し、昨年2015年、サーフィン界では初の試みが行われました。それはクラウドファンディングを活用したプロサーフィンイベント開催。

今回の記事は、クラウドファンディングによってオーストラリアで開催された初のプロサーフィンイベントに関する内容をお届けします。


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クラウドファンディングを行ったのは、オーストラリアNSW(ニューサウスウェールズ)州ニューカッスルで開催されたウイメンズのWQSイベント。

主催者である「サーフェスト(Surfest)」の名前でも知られる同イベントは、1985年から開催されている歴史あるサーフイベントで、ゴールドコーストでのワールドツアー初戦前に開催されるため、WCTサーファーも多く出場します。

クラウドファンディングを行う前年2015年、同イベントはWQSの中で最もグレードの低いQS1,000イベントとして開催。しかし、クラウドファンディングを行って開催された今年2016年は、最もグレードの高いQS6,000イベントとして行われました。

グレードが高いということは、当然ながら賞金総額も跳ね上がるので、クラウドファンディングで資金集めに成功したからこその結果でしょう。

先日、来年2017年のサーフェスト開催に向けての情報が発表され、クラウドファンディングに関しては85社のローカル企業が協力し、各社が1,650ドルを提供してくれたそうです。ちなみに、前回の協力企業数は72社ということで、支援の輪が広がっていることが分かります。

少し興味深いのは、イベント命名権。通常であれば冠スポンサーの名前が入りますが、サーフェストはどの企業も同じ支援額を払っているので、命名権についてはランダムに選ばれることに。

その結果、ニューカッスルローカルのソフトウェア企業「Anditi」に当選。2017年の同イベント名は、「Anditi Women’s Pro」に決定したと正式に発表されました。

ウイメンズのコンテストシーンでは、以前にはWCTイベント数が減少したこともありますし、昨年2015年はWQSイベント数がかなり少なかったです。いずれも、イベント開催にあたってのスポンサー問題があってのことでしょう。

しかし、ローカルと密接に繋がることで開催に至ったサーフェストのよう、従来とは異なったスポンサー集めでも、WQSのハイエストグレードイベントが開催できると証明して見せたのは大きな前例になったと言えるのではないでしょうか。

参照記事:「Surfest 2017: Sally Fitzgibbons driven to make more history in Newcastle