若手ブラジリアンサーファーとして現在、世界で最も注目を集めているヤゴ・ドラ「Yago Dora」(19歳)。10代後半でワールドツアー入りするブラジリアンサーファーとは対照的に、実力はあるにもかかわらず、ジュニアイベントとフリーサーフィンの撮影に力を入れてます。

今回の動画は、そんなヤゴがメインスポンサーであるボルコム(Volcom)のイベントのため、南カリフォルニアのスケートパークと呼ばれるローワーズ(ローワー・トレッスルズ)でサーフする映像となります。


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ヤゴの特徴と言えば、何と言ってもエアリアル。昨年2014年度ワールドチャンプのガブリエル・メディナ同様、バックフリップをメイクしたりと、並外れた身体能力を見せます。

今回の動画の中でも、0:08~では、ラインにいるサーファーを轢かないようにと、波のフェイス上でチョップホップの要領でオーリーをしたりと、自由自在。

これほどの実力を備えているので、若い頃からサーフィンに熱中していたのかと思いきや違います。ヤゴが生まれたのは、ブラジル南部の海のない都市であるクリチバ(Curitiba)。

4歳の時、ヤゴの家族はフロリアノポリスに引っ越し、ようやく海が身近なエリアでの暮らしが始まるのですが、ヤゴが選んだスポーツは、ブラジルの国民的スポーツとも言われるサッカーでした。

そのため、サーフィンを始めたのは11歳と、かなり遅めのスタートです。よくよく考えると、現在、ヤゴは19歳になったばかりなので、サーフィン歴はわずか7年ほど。信じられないほどスキルアップが早い事が分かりますね。

現在のヤゴは、まだまだサーフィンのレベルアップに力を入れているため、WQSにはさほど参戦していません。しかし、今年後半からは、本格的にハイグレードなWQSイベント参戦を狙っていくようです。

ヤゴの実力であれば、これから参戦するWQSイベントの成績だけでも、ツアー入りに十分なポイントを稼げるかと思います。こういったサーファーが出てくると、WQSイベントも盛り上がることでしょう。そして、ブラジリアン旋風も、まだまだ勢いが衰えることはないでしょうね。

ヤゴの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。

世界が注目する若手ブラジリアンのホームセッション:ヤゴ・ドラ

2013/2014シーズンinハワイ:ヤゴ・ドラ

ペルーでマニューバ重視のフリーサーフ:ヤゴ・ドラ

2014年9~10月のインドネシアセッション:ヤゴ・ドラ

2014/2015シーズンのフリーサーフ@ハワイ Part1:ヤゴ・ドラ

2014/2015シーズンのフリーサーフ@ハワイ Part2:ヤゴ・ドラ