2009年、サーフシーンに彗星の如く登場し、現在に至るまで技術面において世界最高峰のエアリアルサーファーの名を欲しいままにしているオージーフリーサーファーのチッパ・ウィルソン「Chippa Wilson」(28歳)。
2009年以前は、メインスポンサーも付いていなかったので、サーフィンをする事でお金を稼ぐことのなかったチッパ。つまりは、一般サーファーだったわけです。サーファー層の厚いサーフィン大国だからこそ、埋もれていたのでしょう。
今回の動画は、そんなチッパによるホーム周辺でのフリーサーフ映像となります。日本とは季節が正反対の南半球なので、真冬に行われた一ヶ月に及ぶセッションとのこと。
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チッパのホームは、オーストラリアNSW(ニューサウスウェールズ)州北部に位置するカバリタビーチ(Cabarita Beach)。地図では、赤いピン留めをしている場所にあたります。
ワールドツアーイベント初戦の会場となっているスナッパーロックスが位置するクーランガッタからは、地図で見ても分かる通り近く、距離にして20キロ程度です。
世界最高峰のエアリアルサーファーと呼ばれるチッパだけに、今回の動画もバリエーションの異なるエアーが満載。また、チッパの趣味であるバイクも登場し、チッパのキャラクターを引き立てています。
最後に、久しぶりにサーファー用語の英語講座を。日本では、チッパのようにエアリアル(エアー)を得意とするサーファーを「エアリスト」と呼びますが、これは和製英語なので、海外では通じません。
英語では、最も頻繁に使われる表現は「エアリアリスト(Aerialist)」。少し長いので、和製英語では「エアリスト」と略したのだと思います。
他の表現としては、「エアリアルサーファー(Aerial Surfer)」や「エアーガイ(Air Guy)」でも通じるので、海外トリップした際に試してみてはいかがでしょうか。
チッパの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
エアリアルとバレル目白押しのインドネシアセッション:チッパ・ウィルソン
キャッチサーフから登場するチッパ・ウィルソンのシグネチャーモデル
現代社会から隔離されたウエスタン・オーストラリア州でのフリーサーフィン:チッパ・ウィルソン