1998年、ヨーロピアンサーファーとして初のWCT入りを果たしたイギリス人サーファーのラッセル・ウィンターを皮切りに、徐々にWCTサーファーが誕生しているヨーロッパのサーフシーン。
今シーズンであれば、メンズのジェレミー・フローレス、ウイメンズのジョアン・デフェイがヨーロピアン。ここ数年で見れば、メンズならアリッツ・アランブルやティアゴ・ピレス、ウイメンズならポーリン・アドなども当てはまります。
今回の動画は、若手ポルトガル人サーファーであるフレデリコ・モライス「Frederico Morais」(24歳)をフィーチャーした映像をお届けします。
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ジュニアサーファー時代の最後の年となった2012年、ジャック・フリーストーンが優勝したバリ島でのワールドジュニアチャンピオンシップで5位の成績を収めたフレデリコ。
その結果を受け、ポルトガル人サーファーとしてだけでなく、ヨーロピアンサーファーとしてもWCT入りの期待を背負いながらWQSを転戦しています。2013~2015年はWQSランク50位前後と、決して悪くない成績をマーク。
そんなフレデリコにとって大きな転機となったのは、2013年にワイルドカード出場となったポルトガルでのWCTイベント。同イベントでは、ラウンド2でケリー・スレーターと対戦し、ケリーを破る結果を残したのです。
その翌月に開催されたハワイでのトリプルクラウン第二戦では、ファイナリスト入りを果たし、トリプルクラウンのルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。一気に注目を集めるようになりました。
今回の動画が撮影されたのは、昨年2015年、再びワイルドカード出場となったポルトガルでのWCTイベント開催一週間前のこと。ちなみに、今回は5位という好成績を残しています。
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徐々に台頭してきているフレデリコは、父親からこのような教えを受けていると言います。「最初からトップを目指す必要はない。ベストサーファーたちの中間レベルを目指していけば、そのうちトップに立てる」。
つまり、最初から手が届かない高過ぎる目標を立てて挫折するのではなく、達成できそうな目標をこなし、着実にステップアップしていけば最終的には頂点に達することができるという考え方ですね。
その言葉通り、一歩一歩プロサーフィンという階段を登るかのように、結果を残してきているフレデリコ。ヨーロッパを代表するWCTサーファーとなるのか注目です。
https://vimeo.com/159200402