現地時間4月15日(オーストラリア)、オーストラリアWA(ウエスタンオーストラリア)州マーガレットリバーを舞台にしたWCT第三戦「ドラッグ・アウェア・マーガレット・リバー・プロ(Drug Aware Margaret River Pro)」が開催。
ウイメンズは最終日となり、WCT初戦に続く2勝目となるタイラー・ライトの優勝で終了。メンズはラウンド4~クオーターファイナルまで開催されました。
明日からスタートの2016年「ドラッグ・アウェア・マーガレット・リバー・プロ」情報
2016年WCT第三戦「ドラッグ・アウェア・マーガレット・リバー・プロ」:初日ハイライト
2016年WCT第三戦「ドラッグ・アウェア・マーガレット・リバー・プロ」:二日目ハイライト
2016年WCT第三戦「ドラッグ・アウェア・マーガレット・リバー・プロ」:三日目ハイライト
2016年WCT第三戦「ドラッグ・アウェア・マーガレット・リバー・プロ」:四日目ハイライト
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最終日となったウイメンズは、クオーターファイナルでステファニー・ギルモア、セミファイナルでカリッサ・ムーアがタイラーに敗退。ただ、勢いがあったのは、スコア的に見ても昨年WCTランク2位のコートニー・コンローグ。
コートニー・コンローグの9.33pt@クオーターファイナル
https://youtu.be/ZCO5-HJcT7g
各ヒートでコートニーが波に乗る本数は多くはないものの、数少ないチャンスで確実にハイスコアをマーク。波選び、そして波に乗ってからワイプアウトの少ない集中力は圧巻でした。
ちなみに、ファイナルまで勝ち上がったコートニーは、第三戦の今回で3回目のファイナル出場。すべてのイベントでファイナリスト入りしているというわけです。
そんなコートニーとタイラーのファイナル。ほとんど波に乗る事のないスロースタートとなったファイナルでは、タイラーが一本目で8.93ポイントを出すと、その後はタイラーのやりたい放題。
結局、タイラーはトータルで5本の波に乗り、8ポイント台×2に9ポイント台×2というハイスコアを連発し、コートニーに付け入る隙を与えずに優勝を飾りました。
ウイメンズのファイナル動画
https://youtu.be/0NCBneqU4-4
メンズで注目されたのは、現在2連勝中のマット”ウィルコ”ウィルキンソン、そしてリプレイスメント出場でケリー・スレーターやアドリアーノ・デ・スーザを破っているレオナルド・フィオラヴァンティ。
ウィルコは3人ヒートのラウンド4で破れた後、ラウンド5でナット・ヤングに破れ、ついに敗退を喫することになりました。ただ、すでに果たした2連勝により、しばらくはランキングトップに君臨することでしょう。
一方のレオは、3人ヒートのラウンド4をトップ通過してクオーターファイナル進出を果たしたものの、クオーターではジュリアン・ウィルソンに敗退。ただ、派手なインパクトを残したことは間違いないですね。近い将来のツアー入りが楽しみです。
本日のシングルハイエストスコアの9.50ポイント、トータルハイエストスコアの18.17ポイントを出したのはジュリアン。オープンフェイスでのレールワーク、特にボトムターンは強烈です。
幼い頃のジュリアンはロングボーダーとしてコンテストにも参加していたので、基礎となるレールワークが際立ってますね。また、通常であれば不格好に見えるはずのワイドスタンスも、ジュリアンだとクールに見えるのもスタイルの一つではないでしょうか。
ジュリアン・ウィルソンの9.50ポイント@クオーターファイナル
https://youtu.be/siD7hdSVL40
ジュリアンとはスタンスが逆となりバックサイドのイタロ・フェレイラも、凄まじいレールサーフィンで9.13ポイントをマーク。とても身長168センチには見えない大きなラインを描いていました。
イタロ・フェレイラの9.13ポイント@クオーターファイナル
https://youtu.be/h0kFf-jdoGQ
今後の波予報ですが、明日は本日のスウェルが一日を通してサイズダウン傾向。しかし、メンズの最終日にする予定との事なので、朝一からスタートして終わらせることでしょう。
ちなみに明日は、スラブ(slab:底ボレするバレル)のライトハンダーで有名なバックアップ会場のザ・ボックスでの開催も視野に入れているとのことで、サーファーによっては会場次第で優勝のチャンスが左右されることでしょう。
イベント詳細に関しては、下記リンク先の公式サイトをチェックして下さい。
メンズの公式サイト「Drug Aware Margaret River Pro」
ウイメンズの公式サイト「Drug Aware Margaret River Pro (W)」
本日の結果
ウイメンズ
・ファイナル
1st: Tyler Wright (AUS) 18.67
2nd: Courtney Conlogue (USA) 14.70
・セミファイナル
Heat 1: Courtney Conlogue (USA) 17.44, Tatiana Weston-Webb (HAW) 12.17
Heat 2: Tyler Wright (AUS) 15.07, Carissa Moore (HAW) 14.77
・クオーターファイナル
Heat 1: Tatiana Weston-Webb (HAW) 15.00, Sally Fitzgibbons (AUS) 7.20
Heat 2: Courtney Conlogue (USA) 17.33, Laura Enever (AUS) 6.67
Heat 3: Carissa Moore (HAW) 14.57, Bianca Buitendag (ZAF) 6.40
Heat 4: Tyler Wright (AUS) 16.53, Stephanie Gilmore (AUS) 8.74
メンズ
・クオーターファイナル
Heat 1: Joel Parkinson (AUS) 15.87, Nat Young (USA) 14.24
Heat 2: Julian Wilson (AUS) 18.17, Leonardo Fioravanti (ITA) 13.10
Heat 3: Italo Ferreira (BRA) 17.96, Kolohe Andino (USA) 12.50
Heat 4: Sebastian Zietz (HAW) 12.50, Caio Ibelli (BRA) 9.93
・ラウンド5
Heat 1: Nat Young (USA) 16.37, Matt Wilkinson (AUS) 8.83
Heat 2: Julian Wilson (AUS) 14.17, Adrian Buchan (AUS) 10.26
Heat 3: Italo Ferreira (BRA) 15.93, Gabriel Medina (BRA) 13.17
Heat 4: Caio Ibelli (BRA) 13.03, Jordy Smith (ZAF) 10.83
・ラウンド4
Heat 1: Joel Parkinson (AUS) 13.10, Matt Wilkinson (AUS) 12.93, Julian Wilson (AUS) 12.43
Heat 2: Leonardo Fioravanti (ITA) 11.97, Adrian Buchan (AUS) 11.87, Nat Young (USA) 11.60
Heat 3: Kolohe Andino (USA) 14.20, Gabriel Medina (BRA) 12.00, Jordy Smith (ZAF) 12.00
Heat 4: Sebastian Zietz (HAW) 14.17, Caio Ibelli (BRA) 12.57, Italo Ferreira (BRA) 12.56
ハイライト動画
https://youtu.be/W7JxK24WboU