ステファニー・ギルモア Photo: WSL
ステファニー・ギルモア Photo: WSL

本日9月24日から10月2日がウェイティングピリオドとなっているWCTウイメンズ第八戦「カスカイス・ウイメンズ・プロ(Cascais Women's Pro)」。

残すところ三戦のみとなったウイメンズワールドツアーにおいて、ヨーロピアンレグの一戦目としてポルトガルで開催となります。

今回の記事は、カスカイスプロのワイルドカードといった出場サーファー、開催期間中の波情報と言った最新のイベント情報をお届けします。


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出場サーファー

開催直前に飛び込んできた最新ニュースは、6×ワールドチャンピオンであるステファニー・ギルモアの欠場。ステフは耳の感染症に罹り、医師から渡航許可が下りなかったとのこと。

「ポルトガルイベント欠場は本当に残念。トレッスルズでようやくリズムに乗ってきて、ヨーロピアンレグへの弾みが付いて楽しみだったから。フランスイベントまでには回復が間に合えばって願ってるわ」

ステフに代わってリプレイスメント出場することになったのは、フランス出身の元WCTサーファーで、現WQSランク8位のポーリン・アドとなっています。

ワイルドカード出場となるのは、カスカイス出身ローカルサーファーのテレサ・ボンヴァロ(Teresa Bonvalot)。若干16歳の若手サーファーです。

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タイトルレースの行方

南カリフォルニアのトレッスルズで今季4勝目を上げたタイラー・ライト。自身初となるワールドタイトル獲得まで、すでに時間の問題と見られています。

今回のポルトガルイベントでも結果次第ではタイトル確定のチャンスはあります。タイトルレースのシナリオは以下の通り。

1. タイラーがカスカイスプロで優勝

2. 現ランク2位のコートニー・コンローグの結果が5位以下

上記2点の条件をクリアすれば、タイラーがワールドチャンピオンに決定。ただし、今季のコートニーが5位以下の結果となったのは3回と今シーズン全結果中の半分以下である上、コートニーはカスカイスプロのディフェンディングチャンピオンなので簡単ではないでしょう。

イベント期間中の波予報

ウェイティングピリオド初日の本日24日は前日までのスウェルが残り、胸肩サイズはある見込みのカスカイス。

新たなスウェルとしては、25日(日曜)から徐々にサイズアップし、26日(月曜)にピークに達するオーバーヘッドほどのスウェル。また、来週の中盤から後半にかけてもスウェルが入る予報となっているのでサイズはありそうです。

懸念されているのは風向き。波がサイズアップしてくる25日午後は風が強まり、チョッピーコンディションになると見られています。

今回は風向きが開催に向けて大きなポイントになると思われます。もしかしたら、本日24日は風が弱い予報なので、午前中にラウンド1だけ開催する可能性もあると思います。

まとめ

現地ポルトガルと日本の時差は、日本の方が8時間進んでいます。現地で午前7時半にイベント開催ならば、日本時間は午後3時半。

今回は開催日予測がとても難しいので、ネットでライブ観戦したい方は公式サイトをしっかりとチェックして下さい。

公式サイト「Cascais Women's Pro