ショートボード、ミッドレングス、ログなど、あらゆるタイプのサーフボードに乗ることからオルタナティブライダーとも呼ばれるライアン・バーチ「Ryan Burch」(28歳)。
スポンサーの付いたプロサーファーでありながら、シェイパーでもあるライアンの代名詞と言えば、左右非対称のアシンメトリーデザインのサーフボードですね。
今回の動画は、アシンメトリーを含め、様々なボードに乗るライアン・バーチのフリーサーフィン映像をお届けします。
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主にテールエリアのレールラインやテールデザインが異なるアシンメトリー。ライアンがアシンメトリーデザインを追求する理由は、ハイパフォーマンスサーフィンを可能にするためと言います。
では、なぜアシンメトリーだとハイパフォーマンスサーフィンが可能となるのか?大きな理由は、足首の可動域を考えてのことだと思います。
一般的に言われていることとして、足首は体の正面側には曲げることができるけれど後方に曲げることはできないため、フロントサイドとバックサイドでは微妙に体重の掛け方が変わります。
そのような理由から、例えばワールドツアー初戦のスナッパーロックスでは、コメンテーターが「縦へのアプローチが可能なグーフィーフッターが有利」などと口にするわけです。
ということは、体重の掛け方に応じて左右非対称にした方がパフォーマンス性能が高まると考えたのがライアンで、アシンメトリーを追求しているのだと思います。
奇抜なデザインでありながら、従来の枠に収まらない試験的なシェイプを繰り返すライアン。とても興味深いですね。
今回の動画では色々なボードに乗っていますが、異なったタイプのボードに乗ることからもインスピレーションを得ているのでしょう。