Photo: Ryan Craig

現地時間2018年11月27日(ハワイ)、マウイ島ジョーズ(ピアヒ)を会場としたBWT(ビッグウェイブツアー)イベント「Jaws Challenge(ジョーズ・チャレンジ)」が開催。

昨日は風とスウェルが強まり危険との判断でイベントは中断となったものの、本日はスウェルが残った事から無事にイベントが終了となりました。

今回の記事は、ジョーズチャレンジのイベントレポート、動画、最新BWTランキングなどをお届けします。


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ジョーズチャレンジのイベントレポート

昨日はウイメンズ部門を開催後にスタートとなったメンズ部門。しかし、特に風が強まったことが大きな原因となり、ラウンド1のヒート1のみ開催で中断。

BWTイベントはコンディションを精査した上で開催コールが下されるので、本日は開催されない可能性も十分にあり得たのですが、無事に終了するまでに至りました。

本日のコンディションは、昨日の風が残っていたのは残念でしたが、波のサイズは25~40フィートとのことでした。

さて、マウイ島ジョーズ(ピアヒ)でのメンズイベントにおいてポイントとなるのはビッグバレルをメイクできるか否か。

ラウンド1でもバレルメイクに近いライディングはあったものの、どれも浅かったのでミディアムスコアしか付かず、イベントのボルテージが上がり始めたのはセミファイナルから。

セミファイナルでは特にカイ・レニーとコア・ロスマンのバレルに高い評価が下され、共に9ポイント台をマークすることとなりました。

9ポイント台にはギリギリで届かなかったものの、アルビー・レイヤーの8.33は強烈なロングバレルでした。バレルの出口でワイプアウトしてしまったのですが、ワイプアウトがなければパーフェクト10がコールされたことでしょう。

アルビー・レイヤーの8.33(6:22~)

6名が進んだファイナルは、ビリー・ケンパー、カイ・レニー、アルビー・レイヤー、タイラー・ラロンドと実に半数以上がマウイ島ローカルと言う顔ぶれに。

そんなローカルと対峙することになったのは、南アフリカのグラント・ベイカー、オアフ島ノースショアローカルのコア・ロスマンでした。

結果を言ってしまえば、ファイナルのトップ4はマウイボーイズが独占することに。その中で、トップ争いをしたのはジョーズチャレンジで2×チャンピオンのビリー、そして昨日のトウインセッションでクレイジーなライディングを披露していたカイ。

カイは序盤でファイナルでのシングルハイエストスコアとなる8.33をマーク。一方のビリーもワイプアウトをしたものの、縦に大きく口を開いたバレルに入って7.70を叩き出すことに。

ヒート中盤では、ビリーがセミファイナルのアルビー同様にロングバレルを走り続け、最終的にワイプアウトしたものの8.07とコールされることに。

2本とも潰されはしたものの、ビッグバレルのクリティカルセクションを攻めたビリーのライディングは高く評価され、最終的にカイとは0.28ポイントという僅差でありながらも3度目のジョーズチャレンジ優勝を決めました。

凄まじいファイナルのダイジェスト動画は下記となりますので、是非ともチェックして下さい。

ヒート結果

ハイライト動画

最新BWTランキング


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全3戦中2戦を終えた今季BWTランキングは上記の通りで、ベテランのツイギーこと、グラント・ベイカーを若手ビッグウェイブサーファーが追う格好となっています。

残す1戦は北カリフォルニアのマーヴェリックスを舞台にしたイベントであり、ビッグウェイブイベントなので開催されるのかどうかは未定(規定サイズ以上のビッグスウェルが発生するかどうかという意味で)。

もしもマーヴェリックスイベントが開催されなければ今季のワールドチャンピオンはツイギーとなり、開催となれば2位以下のサーファーにも十分なチャンスがあります。

ここ数年、様々な理由からマーヴェリックでのビッグウェイブイベントは開催されていないので、是非とも今季は開催に至ってほしいところです。

まとめ

今季BWTイベントの残りはマーヴェリックスチャレンジのみ。マーヴェリックスでは初となる男女同時開催のイベントです。

2019年3月31日のウェイティングピリオド最終日までにビッグスウェルが入るのかどうか注目ですね。

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公式サイト「Jaws Challenge

公式サイト「Women's Jaws Challenge

ジョーズチャレンジの過去記事

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