昨年2018年5月、初お披露目ライディング動画の公開と共にすぐさま一般公開に踏み切り話題となった米国テキサス州ウェーコのウェイブプール「BSRサーフリゾート」。
通常であればデモ施設の公開後、商業施設としてのオープンはかなりの時間を経る事となるので異例中の異例であったと言えます。
ケリー・スレーターのウェイブプール「サーフ・ランチ」だと、2015年12月に初お披露目したものの、未だ商業施設としてオープンしていませんし。
今回の記事は、BSRサーフリゾートが2シーズン目のオープン日を発表したので内容についてお届けします。
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現在のリアルウェイブに近い人工波を発生させるモダンウェイブプールは、基本的にどの施設も屋外。
そのため、寒くなる冬季は閉鎖となります。基本的に海から離れた内陸に建設されていて、寒い時期までサーフしに来る人が少ないと考えられるので費用対効果を考慮してのことでしょう。
ただ、BSRサーフリゾートの閉鎖は予想外の事態に襲われての事でした。すでにお届けした通り、当初は好評だったので11月末までの営業予定でありながら事故が発生。
その事故とは、BSRサーフリゾートを訪れたサーファーが殺人アメーバ「フォーラーネグレリア」に感染して亡くなり、自主規制として早期閉鎖となったのです。
結果的にはBSRサーフリゾートで同アメーバは検出されませんでしたが…。詳細については、下記リンク先の過去記事からチェックして下さい。
色々とあった上で2シーズン目となる今季、オープン予定日は3月22日になると発表されました。
絶えず研究開発の繰り返される日進月歩のモダンウェイブプールなので、気になるのは昨シーズンからの変化。
サーフラインのインタビューによると、まず大きな変化としては、これまでは人工的で違和感があると言われてきたエメラルドグリーンのようなプールの色が、アメーバ問題を受けて濾過システムを導入したことで、クリスタルクリアになるという点。
最先端の濾過システムということで、どのくらい安全かと言うと、飲んでも問題ないほどのレベルだそうです。
次に、最も気になる点として人工波自体に変化があるのかという点。BSRサーフリゾート最大の特徴はエアセクションにありますが、ライバル企業が追い付くのは時間の問題ですからね。
人工波のバージョンアップに関する詳細についてインタビューでは言及されていませんが、「波数」や「サイズ」に関して大きな改良を加えたとのみ触れています。
さて、3月22日の一般オープンの1週間前には新生BSRサーフリゾートをアピールするためのプロモ動画などを作って公開するというので、どれほどのバージョンアップを果たしているのか楽しみにしたいところです。