現地時間2019年4月25日(オーストラリア)、ベルズビーチをメイン会場とするCT(チャンピオンシップツアー)第2戦「Rip Curl Pro Bells Beach(リップカール・プロ・ベルズビーチ)」が開催。
イベント三日目となった本日はメイン会場のベルズビーチとウィンキポップで開催となり、メンズはラウンド3ヒート8、ウイメンズはラウンド3が終了しました。
今回の記事は、リップカールプロ@ベルズビーチのイベントレポート、動画、今後の波予報などといったニュースをお届けします。
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ウイメンズ:Rip Curl Pro Bells Beach(リップカール・プロ・ベルズビーチ)
スウェルが徐々にサイズアップ予報となっていたため、ウイメンズからスタートとなった本日。2つのヒートを同時に行うオーバーラッピングヒートでの開催でした。
コンディションがコロコロ変わるベルズビーチなので、早い時間帯のヒートはかなりグッドコンディションながら、後半のヒートになると波運に左右されることも。
本日の波乱と言えば、サリー・フィッツギボンズがマリア・マニュエル、タティアナ・ウェストン・ウェブがブリッサ・ヘネシーに敗れる番狂わせが発生。
ターン勝負のベルズボウル開催となった事から、トータルスコア的にも圧倒的に強かったのはレイキー・ピーターソン、カリッサ・ムーア、ステファニー・ギルモアの3名。
この3名が優勝候補と見られますが、気になる伏兵は唯一勝ち残っているグーフィーフッターのキャロリン・マークス。
サイズアップしたベルズビーチで、キャロリンのパフォーマンスはジャッジから高い評価を受けると思うので、どのようにトップ争いに絡んでくるのか注目です。
*レイキー・ピーターソンのヒートダイジェスト
*カリッサ・ムーアのヒートダイジェスト
*ステファニー・ギルモアのヒートダイジェスト
ヒート結果
今後のヒート表
メンズ:Rip Curl Pro Bells Beach(リップカール・プロ・ベルズビーチ)
ウイメンズのラウンド3終了後にスタートとなったメンズのラウンド3。ただし、ヒート2を終了後にオッキーとトム・カレンによるスペシャルヒートが開催され、その後、ウィンキポップに移動して再開という形となりました。
ちなみに、メンズヒートはすでに波数が少なかったことが理由だと思いますが、オーバーラッピングヒートではなく通常ヒート進行です。
ヒート1では11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーターが登場し、ジュリアン・ウィルソンと対戦という好ヒート。
そんな注目ヒートでしたが、波のコンディションが落ちていた事もありスローヒートとなり、ジュリアンが良い波を掴めない中、ケリーはミディアムスコア2本を揃えて逃げ切ることに。
かなり危なっかしいヒート展開ではあったものの、ケリーが大幅にサイズアップする明日に繋げたので楽しみですね。
ウィンキポップに移動後のヒートでは、フィリペ・トレドが本日のトータルハイエストスコアとなる14.50をマーク。
圧倒的なスピードから完璧なまでのタイミングでクリティカルセクションへとアプローチするフィリペのサーフィンは、付け入る隙が皆無と言った所ではないでしょうか。
ベルズビーチと同じく、オープンフェイスが特徴であるJベイで昨年は優勝しているので、今イベントの優勝候補と言えるでしょう。
番狂わせとしては、ゴールドコーストのCT初戦で2位となったコロヘ・アンディーノが、ワイルドカード出場のジェイコブ・ウィルコックスにまさかの敗退となっています。
ヒート結果
オッキーvsトム・カレンのスペシャルヒート
メンズのラウンド3に突入後、潮回りの影響からか波のサイズやセットの入る頻度が落ち、そこで開催されたのがレジェンドによるスペシャルヒート。
実はオッキーとトム・カレンのスペシャルヒートは2014年のJベイでも行われていて、その時はトムの勝利となりました。
その後、オッキーは再戦を望んでいて、5年越しでオッキーの願いが叶う事になったのです。
そして結果はと言うと、見事にオッキーが勝利することに。「Raging Bull」との異名を持つほどパワフルなバックサイドハックは今なお健在でした。
ハイライト動画
波予報
明日26日(金曜)は夜に今回のスウェルがピークに達するので、一日を通してサイズアップ予報。
午前はフェイスで8~12フィート、午後は12~15フィート。風向きは午前がサイドオフショア、午後はサイドショアが強まっていく見込みです。
おそらく、風の影響が強まるまではメンズラウンドを進行させていくことでしょう。
ちなみに、今回のビッグスウェルは映画「ハートブルー」のラストシーンをもじって「50-Year Storm」と言われています。
ですが、日本人サーファーとしては五十嵐カノアのコンテストジャージの背番号の由来を思い出す方の方が多いのでは!?少なくとも私はそうでした。
もしもカノアが優勝すれば、とてもドラマティックな展開と言えます。そんなカノアは、明日のラウンド3ヒート15でエイドリアン・バッカンと対戦予定なので見逃せません。
まとめ
日本とオーストラリアVIC(ビクトリア)州の時差は1時間で、日本の方が1時間遅いです。
イベント開催が午前7時の場合、日本時間は同日の午前6時となります。
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公式サイト(メンズ)「Rip Curl Pro Bells Beach」
公式サイト(ウイメンズ)「Rip Curl Pro Bells Beach」