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Photo: WSL

現地時間2019年12月11日(ハワイ)、オアフ島ノースショアのバックドア/パイプラインを舞台にしたメンズCT最終戦「Billabong Pipe Masters(ビラボン・パイプ・マスターズ)」が開催。

イベント二日目となった本日はラウンド3の全ヒートが終了しました。

今回の記事は、パイプマスターズのイベントレポート、動画、今後の波予報といったイベント情報をお届けします。


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パイプマスターズのイベントレポート

本日も様々なストーリーがあったイベント2日目となったパイプマスターズ。まずはタイトルレースの話題から。

5名のタイトルコンテンダーの中で、本日はフィリペ・トレドとジョーディ・スミスが敗退してタイトルレースから脱落することに。

ちなみに、フィリペはタイトルレースに敗れたと同時に、ブラジル代表としてのオリンピック出場権も逃す結果となっています。

タイトルレースに絡む活躍を見せながらもオリンピックに出場できない事実が、いかにブラジリアンのレベルが高いのかを物語っていますね。

勝ち残っているメンバーの中で、本日も強かったのはガブリエル・メディナ。本日も1ケタ台のトータルスコアが目立つほど難しいコンディションながら、エクセレントレンジ(8~10ポイント台)を確実に2本揃えてのラウンドアップでした。

ガブリエルの体勢相手となったイマイカラニ・デヴォルトがヒートハイエストスコア9.57をマークしたので、大番狂わせが起きるかもしれないと思いましたが、ハイスコアを2本揃えるのは並大抵ではなく、ガブリエルがワイルドカードを破りました。

イタロとコロヘも勝ち上がったものの、スコア的には簡単に逆転があり得るかなり厳しいヒートを何とか制したといった感じで危なっかしい展開でした。

アメリカ代表のオリンピック出場権争いとなっているジョンジョン・フローレンスとケリー・スレーターですが、サイズアップした本日のトップパフォーマーとなったのがこの二人。

バレルが得意なジョアン・ドゥルを相手にしたケリーは、パイプで7.33を叩き出した後、今度はバックドアでロングバレルをメイクしてパーフェクト10をスコア。

その後は再びバックドアで7.27をマークしたりと、1桁台のトータルスコアが目立つ本日にして、使えるスコアを3本もマークするという活躍は圧巻でした。

ケリーがパーフェクト10で本日のシングルハイエストスコアとなれば、その後のヒートに出場したジョンジョンは18.50で本日のトータルハイエストスコアをマーク。

本日のケリーとジョンジョンは、ちょっとずば抜けていましたね。ジョンジョンもケリー同様、使えるスコアと言うか、エクセレントレンジを3本も出しましたし。

トリプルクラウンのランキングレースについては、面白いことに現トップ10の中で勝ち残っているのは、9位のミシェル・ボウレズと10位のケリー・スレーター。

ミシェルとケリーのポイント差はわずか200ポイントで、もしかしたら本当にケリーがトリプルクラウンのチャンピオンに輝く可能性があります。47歳にしてこの勢いは信じられませんね。

本日の結果

今後のヒート表

ハイライト動画

波予報

明日12日はマウイ島ジョーズにてビッグウェイブイベント開催予定となっているので、パイプマスターズはオフになるでしょう。

12日午前にピークに達するスウェルは13日にはサイズダウンしてくるものの、サイズはフェイスで10~15フィートの予報と十分にあるので13日は開催になると思われます。

13日のコンディションが良ければ、もしかしたらイベント最終日になる可能性もあるでしょう。

まとめ

日本とハワイの時差は19時間で、日本の方が19時間早く進んでいます。

現地時間の2019年12月13日午前8時にイベント開催の場合、日本時間は12月14日午前3時となります。

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公式サイト「Billabong Pipe Masters

2019年パイプマスターズの過去記事