大規模リストラによって看板ライダーが続々とスポンサー契約を解消している大手サーフブランドのハーレー。
そんな最中、ハーレーとは関係ないブランドでもビッグサーファーとのスポンサー契約解消が。
そのサーファーとは、長年に渡りワールドツアーで活躍してきた無冠の帝王とも呼ばれるタジ・バロウ「Taj Burrow」(41歳)。
今回の記事は、タジ・バロウ本人がビラボンとのスポンサー契約解消に関する内容をSNSで発表したので内容をお届けします。
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タジと言えば、過去には何度もタイトルレースに絡んだほどコンテストシーンにおけるトップサーファーでした。
ツアー引退イベントとなったクラウドブレイク(フィジー)では、イベント結果は13位で終わりました。
ただし、ジョンジョン・フローレンスと熾烈なヒートをこなし、相手がジョンジョンではなければ余裕でラウンドアップしたほどのハイスコアであり、今でもCTサーファーとして通用するのは誰もが知るところ。
それだけプロサーファーとしては際立った存在であったため、同じくビラボンのレジェンド枠と言えるオッキー(マーク・オクルーポ)のように、今後もビラボンライダーでいると思っていた方が大半でしょう。
それだけに大きなサプライズと言える契約解消。タジ本人のSNS投稿は以下となります。
これまでの25年間、ビラボンと素晴らしい時間を過ごして来たけど、新たな道を歩むことに決めたんだ。
僕がグロム時代のビラボンは最高のチームライダーが集まって、ベストなサーフムービーを作ってた。
ジャック・マッコイ(サーフムービー監督)がオッキーとルーク・イーガンを連れて、僕のホームタウンにやって来て「Bunyip Dreaming」の撮影をしていた時は鳥肌ものだったね。
16歳の時、僕はビラボンからスポンサー契約の打診を受けて、世界で一番ハッピーなキッズだったよ。
その後はワールドツアーでコンピートしたり、シグネチャームービーを制作してもらったり、偉大なサーファーとビラボンライダーとして肩を並ばせてもらった。
当時は、グッドサーファーはみんなビラボンライダーって感じの時代で。
その時代に一緒にツアーにいたのは、オッキー、ルーク、アンディ、ジョエルでヤバかった。
そんなビラボンライダーに加え、ケリーやミックみたいな化け物がいて、ワールドツアーがクレイジーだったね。
激動の時代を共に過ごすことが出来て、僕はハッピーだったし誇りに思っているよ。
周りのサーファーには圧倒されたり、インスパイアされる日々だったし。そんな経験が出来て感謝してる。
ビラボン、ありがとう。友達になったビラボン社員も含めて。チアーズ。
今回のスポンサー解消に関して、個人的な推測としてはビラボンサイドからではなくタジからの要望だったように思えます。
ビラボンは2018年頭に、クイックシルバーの親会社であるボードライダーズに買収されています。
ですが、タジは優等生系のロールモデルと言えるタイプで、いわば品行方正なのでどのブランドも求めるようなプロサーファー。
それだけに、買収と言った動向はあったものの、オッキー、パーコ、シェーン・ドリアンなどといったレジェンドを今なおチームライダーとして抱えているビラボンとの契約解消はサプライズと言えます。
もしかしたら、何かしらの面白い動きがあるのかと思うのが自然だと思うのですが、どうなのでしょうか?
個人的な予想としては、次世代サーファーのことを考えてのサーフブランド以外とのスポンサー契約。今年はオリンピックで注目度が上がるので、あり得ない話ではないと思います。
わざわざ長年に渡るビラボンとの契約を解消し、他のメジャーサーフブランドに移籍するとは考えづらいですし。
何はともあれ、まだまだ市場価値が十分にあるタジがメインスポンサーを失うと言うことは、何らかの動きがあるのは間違いないでしょう。
今後の動きを楽しみにしたいところです。