オアフ島ノースショアのパイプラインを舞台に開催されるボルコムパイププロ。
ヒート中はパイプラインで4名のみの貸切サーフが可能とあり、過去にはケリー・スレーターも頻繁に出場したほどビッグネームも出場するイベントです。
今年はすでにイベントレポートをお届けしましたが、元CTサーファーのウィゴリー・ダンタスがブラジリアンとして初優勝を飾りました。
今回の動画は、レッドブルが公開した2020年ボルコムパイププロの舞台裏映像をお届けします。
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ウェイティングピリオド初日から4日連続開催となった今年のボルコムパイププロ。
3日間はパイプらしいコンディションで開催となり、イベント最終日の4日目はバレルが少ないターン勝負と言うトリッキーなコンディションとなりました。
そんなボルコムパイププロの舞台裏動画ですが、見所となるのはファイナルではなく、ラウンド4のヒート1。
このヒートでは、ヒート終了間際にネイザン・フローレンスがマカイ・マクナマラにドロップイン(前乗り)するというアクシデントが。
当時のシチュエーションとしては、ネイザンが3位、マカイが4位で、ラウンドアップ条件となる2位に浮上するにはネイザンが6.6ポイント以上、マカイが8.5ポイント以上必要でした。
プライオリティを持っていたのはマカイで、マカイがバックドアのバレルに入ると、なぜかショルダー側でネイザンが思いっきりドロップイン。
ネイザンにとって全くメリットの無いドロップインだったので、おそらく意図的ではなく、マカイがレフトのパイプを狙うと思い込んでいたのだと思います。
ただ、怒り心頭のマカイ。逆転のチャンスを完全に潰されたわけなので。海から上がってからはこんな捨て台詞も。
I don't get fu@king paid like you.(お前みたいにガッツリ稼いでるわけじゃねえんだよ)
嫌味を込めたマカイの本音ですね。ジョンジョンの弟ということで、少なからず恵まれた環境にいたはずのネイザン。
そのネイザンに対し、マカイはコンテスト結果を残すことでスポンサーにアピールするにもかかわらず、その機会をドロップインによって奪われたのですから。
本気でぶつかり合うからこそ、様々なドラマが生まれるコンテスト。上記にピックアップしたアクシデントはあくまでも一例なので、動画をチェックして見て下さい。