サーフィン大国であることから、新型コロナウイルスの影響下にあってもサーフィンについては寛容なオーストラリア。
大都市であるシドニー中心地から最も近いボンダイビーチなど、人が集まりやすいビーチはすでに閉鎖されているものの、ゴールドコーストではサーフィン可能でした。
しかし、ゴールドコーストのビーチにも規制がかかることに。
今回の記事は、オーストラリアのゴールドコーストにおけるビーチ閉鎖に関するニュースをお届けします。
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これまでゴールドコーストのビーチは、人との距離をおいたり、グループ行動をしないなどのモラルを守る行動を取ることを前提として、人口の多い都市部にも関わらずパンデミック前と変わらずオープンになっていました。
でしたが、4月6日、ゴールドコーストのトム・テイト市長が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、ゴールドコーストの3つのエリアのビーチを閉鎖し、警察によるパトロールを行うと発表。
閉鎖となるのは4月7日深夜12時からで、対象となるビーチはサーファーズパラダイス、スピット、クーランガッタとなります。
同市長の声明は以下となります。
本当はこんなことはしたくないんだけど、先週末、特に目立ったのがブリスベンからゴールドコーストのビーチを訪れた方たちで、我々が求めるルールを守ってくれなかったんだ。
ローガンとブリスベン住民に伝えたい。我々はみんなのことは大好きだけど、今はゴールドコーストへと来ないでもらいたい。
ゴールドコーストのビーチは実に50キロほど伸びていて、今回閉鎖を発表した3つのエリアは全体から見ればごくごく一部です。
閉鎖されていないビーチは、サーフィンなどのエクササイズのためのアクセスは可能であり、アクセス可能なのはローカル(ゴールドコースト在住者)のみとのこと。
ローカル以外がビーチを訪れていないかどうか、警察がしっかりパトロールして回ると警視総監が警告を発しています。
また、保健当局のアドバイスを無視する行為がもしも続くならば、さらに21か所のビーチを閉鎖すると同市長は注意を促しています。
さて、今回のビーチ閉鎖はあくまでも対象エリアが限定的なので、軽い忠告レベルといった印象を受けます。
行政としては一律で閉鎖にしてしまう方が対応が楽なように思えますが、サーフィンが国民的スポーツであるからこその対応だと感じられるオーストラリアらしいニュースではないでしょうか。
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