底ボレするバレルを意味するサーフィン用語の「スラブ(slab)」。
スラブという波質になるには地形が大きく関係し、深い海域からいきなり水深が浅くなることにより、沖合から移動してきたスウェルが一気に隆起してスラブと化します。
そんなスラブの典型と言えるサーフスポットの一つが、CT(チャンピオンシップツアー)イベント会場でもあるタヒチのチョープー。
今回の動画は、チョープーでこれまでに発生したワーストワイプアウトのトップ10映像をお届けします。
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通常のバレルであれば、隆起したリップがボトムへと落ちるといった印象ですが、相当な水量のあるスラブはリップが岸方向へ吹っ飛ぶといったブレイクを見せます。
また、リップが分厚くなるほどボトムの海水がリップへと移動すると言うことは、スラブがブレイクしている場所の水深は極めて浅く危険そのもの。
トッププロであっても派手にワイプアウトして、体中をボトムのコーラルリーフ(サンゴ礁)にヒットして傷つけ、ライムで消毒する映像を見たことのある方もいることでしょう。
ちなみに、ライムで消毒する理由は、生きたサンゴ礁は皮膚が触れるだけで切れるほど鋭い上、毒を持っているためです。ライム消毒は迷信と言われることもあるのですが…。
私はインドネシアなど色々なサーフエリアにトリップしていますが、生きたサンゴ礁のブレイクでサーフしたことがありません。それだけ死滅したデッドコーラルが多いとも言えます。
さて、そんな凶暴な波であるチョープーでのワイプアウト特集ということで、強烈な内容となっています。
特にとんでもないサイズの波は、10年近く前にチョープーが大炸裂した「コードレッド」の時のセッションだと思います。
鳥肌が立ってしまうこと間違いなしの恐怖ワイプアウト動画をチェックして見て下さい。