アイスバッハ川でのリバーサーフィンが有名なドイツのミュンヘン。
リバーサーフィンの波は、海での動く波とは異なり、水の流れはあるものの一定の場所に留まっていることから英語では「Static wave(静止した波)」と呼ばれています。
そのことからドイツではフローライダーの人気が高く、ウェイブロック社のフローライダーで20年ほど前に興味深いイベントを開催していました。
今回の動画は、1999年にドイツのミュンヘンで開催されたスウォッチウェイブツアーというイベントの映像をお届けします。
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1991年に創業したウェイブロック社は様々なタイプのフローライダーを手掛け、1999年にウェイブツアーに使用されたのはフローバレルというもの。
ちなみに、ウェイブロック社の社名を耳にした時、なんか聞いたことがあると思った方もいることでしょう。
というのも、現在カリフォルニアのパームスプリングにて研究開発が行われているウェイブプール「PSSC(パームスプリングスサーフクラブ)」の造波装置を作っているのがウェイブロック社なのです。
話は飛びましたが、今回の動画のイベントで面白いのは、イベント出場者がサーファー、スケーター、スキムボーダーとジャンルの枠を超えているのです。
サーフィン界からはケリー・スレーターにブルース・アイアンズ、スケーターはトニー・ホークなど非常に豪華なメンバーとなっています。
当時のブルースはまだ19歳という若手ながら、インタビューでは「ケリーをぶっ飛ばすのが目標(my goal is kick Slater's ass)」とブルースらしいコメントをしています(笑)。
ケリーがASP(WSLの前身団体)イベント以外にも出場している様子を見ると、当時は自由度が高かったなと感じさせられますね。
現在ならば、CTサーファーは基本的にWSLイベント以外の出場は厳しかったりと縛りがありますので。