blank
Photo: WSL

11月25日からウェイティングピリオドがスタート予定であった2021年シーズンのCT(チャンピオンシップツアー)。

実際に開催が可能なのか疑問視されていたのですが、WSLが2021年シーズンを開催することを発表。

ただし、当初のスケジュールとは少し変更しての内容となります。

今回の記事は、WSLが現時点において予定している暫定的な2021年シーズンのワールドツアーに関するニュースをお届けします。


スポンサーリンク


2021年シーズンCT

ツアーが大変革し、2021年シーズンが2020年11月スタート予定と発表されていたワールドツアー。

まずは新たに発表されたスケジュールをチェックして見て下さい。

先陣を切るのはウイメンズのCTイベント初戦となるマウイプロで、11月25日スタート予定でしたが、12月4日スタートに変更。

初戦後は、オアフ島のサンセット、北カリフォルニアのサンタクルズでのCTイベントが追加となりました。

サンセットでのウイメンズのCTイベントは29年振り、サンタクルズのスティーマーレーンでのCTイベントは33年振りとのこと。

2月に開催予定となっていたポルトガルイベントは、ポルトガルが現在ロックダウンに入り大陸をまたぐ移動制限が掛かっているので延期予定となりました。

シーズン後半で開催可能となれば、ポルトガルイベントも開催予定ということで今後の状況次第となります。

ただ、現実的にシーズン後半となればポルトガルはオフシーズンになっているので、サンセットもしくはサンタクルズが代替イベントといった感じでしょう。

オーストラリアンレグは、当初は3月から開催予定でしたが4月へと移動。

オーストラリアは移動制限が厳しいので、先延ばしにして様子見といった感じでしょう。

オーストラリア後のイベントでは、インドネシアのGランドでのCTイベントの日程が未定となっている程度です。

WSLファイナル

1日限定でワールドチャンピオンを決定するWSLファイナルの会場が決定し、2021年シーズンの会場は南カリフォルニアのローワーズ(ローワー・トレッスルズ)。

インドネシアやメキシコが噂されていましたが、2021年シーズンに関してはコロナ禍が落ち着いているとは考えにくいので、入国制限が緩いアメリカを選んだのでしょう。

ただ、これまでトランプ政権だったので入国制限が緩かったという側面があります。

バイデン政権になれば新型コロナ対策に力を入れると公言しているので、入国制限にどれほど影響を及ぼすのか懸念されます。

まとめ

新規追加イベントの二つもアメリカということで、どんな形にせよワールドツアーを何とか開催させたいと言う気持ちが伝わってくる新たなスケジュール。

2021年ツアーを行う上で、今後の鍵となるのは3戦も予定されているオーストラリアレグであり、オーストラリアが国境を開くのか否かに注目が集まります。

個人的にはもう一点気になる点があり、4×ワールドチャンピオンのカリッサ・ムーアが2021年シーズンCTに参戦するのかどうか。

2019年終わりにカリッサは「2020年シーズンはオフを取る」と発表し、その結果として繰り上げで都筑有夢路の2020年CTクオリファイが決まりました。

でしたが、2020年はCTがキャンセルとなり、2021年シーズンCTにカリッサが出場するのか正式発表はありません。

今回のニュースで、ツアー初戦のハワイイベントについてカリッサは「私たちは素晴らしいショーをお届けしたいわ」とコメント。

「私たち」という言葉がカリッサ本人を含むのか気になるところです。

-----

公式サイト「WSL

2021年シーズンWSLイベントの過去記事